NBAライジングスターズは後半に大逆転したU.S.チームが2年連続で勝利、MVPにはマイルズ・ブリッジズ

西尾瑞穂 Mizuho Nishio

NBAライジングスターズは後半に大逆転したU.S.チームが2年連続で勝利、MVPにはマイルズ・ブリッジズ image

2月14日(日本時間15日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれた『NBAライジングスターズ』は、U.S.チームが151-131で勝利した。試合のMVPには、後半に大爆発したマイルズ・ブリッジズ(シャーロット・ホーネッツ)が選ばれている。

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試合開始前には、1月1日(同2日)に亡くなったデイビッド・スターン元NBAコミッショナーと、26日(同27日)にヘリコプター墜落事故で亡くなったコービー・ブライアントへの追悼セレモニーが行われ、パウ・ガソル(元ロサンゼルス・レイカーズ)と、スー・バード(元WNBAシアトル・ストーム)の2人がメッセージを送った。

注目の八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)らと共にワールドチームの先発で出場した。

一方のU.S.チームは、2019年のNBAドラフト全体1位のザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)、ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート)が先発ラインナップを固めた。

試合の前半は両者譲らぬ点の取り合いとなったが、第2クォーター終了間際にドンチッチがハーフウェイラインからロング・3ポイントシュートを決めて81-71でワールドチームが10点リードして折り返した。

八村は、試合開始早々に速攻からのダンクを成功させ、第1Q残り5分50秒までに8得点、2アシストを決める上々の立ち上がり。前半だけで12得点、4リバウンド、3アシストを記録した。

後半に入ると流れは徐々にU.S.チームに傾き、ブリッジズやデボンテ・グラハムらが連続得点を決め、第3Q残り3分を切ったところで遂にU.S.チームが逆転に成功。115-105と10点をリードして最終クォーターを迎える。

結局、第4QもU.S.チームの勢いは衰えず、20点差にリードを広げて勝利を飾った。終盤には両チームの選手が得意のダンクを披露し合う時間もあったが、怪物ダンカーとして知られるウィリアムソンが2本のダンクを失敗して恥ずかしそうにベンチに座り込む一幕もあった。

U.S.チームはMVPのブリッジズが20得点、5リバウンド、5アシスト、エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が23得点、コリン・セクストン(クリーブランド・キャバリアーズ)が21得点、ヤングが18得点、ウィリアムソンが14得点と、8選手が二桁得点を記録する猛攻を見せた。

一方のワールドチームは、八村が20分間の出場で14得点、7リバウンド、4アシスト、1スティール、バレットがチーム最多の27得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール、クラークが22得点、8リバウンド、ドンチッチが16得点、5アシストを記録している。

ボックススコア​


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西尾瑞穂 Mizuho Nishio

西尾瑞穂 Mizuho Nishio Photo

illustrator / NBA journalist / translator / manga producer / Utah Jazz season ticket holder / NBA選手のロペス兄弟が手がけるバスケ漫画『トランジションゲーム』のプロデューサーもやってます。