ウェスタン・カンファレンス第1シードのゴールデンステイト・ウォリアーズが第5シードのヒューストン・ロケッツに、第3シードのポートランド・トレイルブレイザーズが第2シードのデンバー・ナゲッツにカンファレンス/セミファイナルでそれぞれ勝利し、カンファレンス・ファイナルのマッチアップが確定した。5月14日(日本時間15日)から始まるシリーズの注目ポイントを確認しておこう。
対戦カード
ゴールデンステイト・ウォリアーズ(1) vs ポートランド・トレイルブレイザーズ(3)
日程
第1戦 5/15(水) AM10:00 POR @ GSW
第2戦 5/17(金) AM10:00 POR @ GSW
第3戦 5/19(日) AM10:00 GSW @ POR
第4戦 5/21(火) AM10:00 GSW @ POR
*第5戦 5/23(木) AM10:00 POR @ GSW
*第6戦 5/25(土) AM10:00 GSW @ POR
*第7戦 5/27(月) AM10:00 POR @ GSW
※日本時間。*は必要な場合のみ開催。
放送・配信
Rakuten NBA Special(及びNBAリーグパス)
ふたりの主力抜きで戦うウォリアーズ
1回戦でデマーカス・カズンズが左大腿四頭筋を断裂し、カンファレンス・セミファイナルではケビン・デュラントが右ふくらはぎを負傷し、ウォリアーズは主力のふたりが離脱している。どちらもプレイオフ中の復帰を目指してはいるものの時期は未定であり、万全とは言い難い状態で戦う必要がある。
とはいえ、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンに加え、プレイオフに入って絶好調のアンドレ・イグダーラ、カズンズの抜けた穴を堅実なプレイでしっかりと埋めているケボン・ルーニーらの活躍もあり、依然、超強力なチームであることは変わらない。実際デュラントが抜けたあとも、ほかの選手たちがしっかりとステップアップし、セミファイナルでは宿敵ロケッツを6試合で倒している。
一方のブレイザーズは、1回戦のオクラホマシティ・サンダーとのシリーズをデイミアン・リラードの劇的なブザービーターで勝ち上がり、続くセミファイナルではナゲッツと7戦までもつれる死闘を勝ち抜いてきている。2000年以来となるカンファレンス・ファイナル進出を決めたブレイザーズは、リラードとCJ・マッカラムの強力バックコート陣の大活躍が目覚ましい。
レギュラーシーズンでは、2勝2敗と両チームが星を分けた。しかしこの4試合では、ウォリアーズはデュラントが、ブレイザーズはユスフ・ヌルキッチが大活躍しており、両者ともに今シリーズでは頼ることができない。デュラントが復帰するかどうかは、シリーズの命運を大きく分けることとなるだろう。
ブレイザーズとしては、レギュラーシーズン中のウォリアーズとの試合でマッカラムがあまり活躍できていないことが目立つ。ナゲッツとのセミファイナルで見せたような活躍を、カンファレンス・ファイナルでも見せることができれば、戦局に大きく影響することとなるだろう。
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注目のマッチアップ
注目はやはりバックコート対決だろう。カリーとトンプソンがリーグ最強のバックコートと表現されることが多い昨今だが、リラードとマッカラムのコンビも破壊力抜群であることをこのプレイオフで再確認した人も多いだろう。
問題はディフェンスだ。リラードとマッカラムのディフェンス力は向上してきてはいるものの、ウォリアーズは確実にカリーとトンプソンでそこを突いてくるだろう。ブレイザーズはモーリス・ハークレスがどちらかを守ることが予想されるが、当然カリーかトンプソンのどちらかは、リラードかマッカラムが守らなければならない。ブレイザーズにとっては、ウォリアーズのスターガードを守りながら、自分たちのガードふたりがどれだけオフェンスでもいつもの動きができるかが鍵となりそうだ。
ウォリアーズはトンプソンがリラードを守ることが多いが、ブレイザーズ側としてはリラードとマッカラムの調子の良いほうをカリーが守らなければならないようにスイッチを強制したいところ。今プレイオフで調子の波が激しいカリーの活躍をどこまで抑えられるかが重要だ。
カリーといえば、弟のセス・カリーとのマッチアップにも注目が集まっている。NBA史上初となるカンファレンス・ファイナルでの兄弟対決であり、お互いすでに対戦を楽しみにする旨を連絡し合っているようだ。客席には父親でNBAレジェンド選手でもあるデル・カリーも観戦に訪れることが予想されるため、中継ではカリー一家の様子も見どころとなりそうだ。
注目のスタッツ
両チーム共に攻撃力が高く、得点や3ポイントショットなどがどうしても注目されがちだが、このシリーズのポイントはオフェンシブリバウンドになるかもしれない。ロケッツがウォリアーズに勝った2試合は、どちらもロケッツがオフェンシブリバウンドを獲得し、攻撃機会を長引かせたものだ。
ブレイザーズは、単純な獲得平均数では11.8本でレギュラーシーズン3位。さらに獲得可能なオフェンシブリバウンド機会を表すOREB%は30.8%でレギュラーシーズン1位(ナゲッツと同率)と、リーグ屈指のオフェンシブリバウンド力を持っていることがわかる。プレイオフ中はヌルキッチ不在ながらも、その数字はほとんど落ちていない。
両バックコート陣が点を取り合うなかで、チームとしてどこまで攻守でのリバウンドを確保できるかが、勝敗を分ける大きな要因となることが予想される。
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