クリーブランド・キャバリアーズのJR・スミスは、5月17日(日本時間18日)、無愛想な態度ながらもリポーターの取材に応じた。そして、レブロン・ジェームズに助けが必要と語った。
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スミスは「自分たちがブロン(ジェームズの愛称)に勝負を決めるショットを打たせてしまっている。それは難しいことだ。特にイースタン・カンファレンス決勝ではね」と、リポーターに話した。
「彼を助けないといけない。彼が自分たちを信頼して、ボールを預けてくれるようにしないといけない。自分たちも、彼も、お互いに助け合わないといけないんだ」。
ジェームズは5月15日(同16日)にTDガーデンで行なわれたボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦で42得点、10リバウンド、12アシストを決めてトリプルダブルを達成したものの、キャブズは94-107で敗れた。
先発バックコートに起用されたスミスとジョージ・ヒルは合計3得点に終わり、セルティックスの先発ガード、ジェイレン・ブラウン(23得点)とテリー・ロジアー(18得点)は合計41得点を記録し勝利に貢献した。どれだけジェームズが優秀な選手であっても、試合に勝つには先発ガードの2人には3得点以上の活躍が求められる。
「自分のプレイを見出そうとしている」とコメントしたヒルは「もっとオフェンスに絡もうと思っている。守備にも絡もうと思っている。プレイを指示される前に、自分から何かを起こさないといけない。守備でもアクティブに動いて、イージーな得点を決める、もしくはリバウンドを奪ってコースト・トゥ・コーストで点を決めるようなプレイも必要だ」とも続ける。
「もっと自己主張しないといけない。(トロント・ラプターズとの)カンファレンス・セミファイナルのときのように、エッジをきかせたプレイが必要」。
ジェームズは、今プレイオフを通じ5試合で40得点以上を決めている。セルティックスとの第2戦までは、これらの試合でキャブズは4勝0敗だった。スミスとヒルも、カンファレンス・ファイナルまでにジェームズが40得点以上を記録した試合で、両選手合わせて平均15得点以上をマーク。全ての責任が彼らガード2人にのしかかるわけではないものの、自分たちがこれまでより良い結果を残せば、それだけジェームズを楽にさせられることをわかっている。
スミスに続き、ヒルもキャブズの勝利のためには自分の貢献が必要と主張した。
「自分以外に批判の対象になる選手はいない。鏡を見て、『自分に改善できるところはないのか?』と問わないといけない」。
原文:NBA playoffs 2018: JR Smith says Cavaliers can't make LeBron James play 'hero ball' by Thomas Lott/Sporting News(抄訳)