【リポート】シーズン再開プランのタイブレイク方式は勝率順へ

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6月5日(日本時間6日)、NBA選手会(National Basketball Players Association)は、4日(同5日)にNBA理事会が承認した2019-20シーズンを全30チーム中22チームで再開する計画について、引き続き交渉を続けることを承認した。

フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー社のスポーツ施設で開催される予定のプランでは、各チームが変則のレギュラーシーズンでこなす試合数が異なるため、プレイオフのシード順を決めるタイブレイク方式がどうなるか注目されている。

AP』がこの問題について報じている。

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NBAは、先週金曜日にタイブレイク方式に関するプランを各チームに通達した。

再開後のプランでは、各チームがプレイオフ進出チームを決める8試合を終えた時点での勝率で順位を決めるという。ただ、チームによってレギュラーシーズンの試合数が異なる現象が発生してしまう。

たとえは、ダラス・マーベリックスが22チーム中最多の75試合をプレイするのに対して、大半のチームは72〜74試合、サンアントニオ・スパーズとロサンゼルス・レイカーズは最少の71試合でレギュラーシーズンを終える。

イースタン・カンファレンスでは、ブルックリン・ネッツとオーランド・マジックが0.5ゲーム差で7位と8位を争っているが、再開後のプラン通りに進めば、ネッツはマジックよりも1試合少ない試合数でシーズンを終える。

9位のポートランド・トレイルブレイザーズから12位のスパーズまで0.5ゲーム差にひしめき合っているウェスタン・カンファレンスでは、現時点でブレイザーズの勝率が43.9%で、ニューオーリンズ・ペリカンズ、サクラメント・キングスが43.8%、スパーズが42.9%。ブレイザーズが74試合を消化するのに対して、ペリカンズとキングスは72試合、スパーズは71試合になってしまう。

通常は82試合でプレイオフを争うところ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、NBAは3月11日(同12日)にシーズン停止を決断している。

チームによって試合数が異なるのは、ボストンマラソン爆弾テロ事件の影響でボストン・セルティックスとインディアナ・ペイサーズの一戦が中止になった2012-13シーズン以来だ。このときは、セルティックスとペイサーズは81試合でレギュラーシーズンを終えたが、両チームのプレイオフシードに影響は見られなかった。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ