NBAが検討しているインシーズン・トーナメントはどのように行われるのか?

Kyle Irving

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NBAが2023-24シーズンの日程変更を検討している。

『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が9月9日(日本時間10日)に報じたところによると、NBAはここ数年噂になっていたインシーズン・トーナメントの「枠組み」を打ち出したという。

アダム・シルバーNBAコミッショナーは、今年2月にクリーブランドで開催されたオールスター・ウィークエンドで報道陣に対してこの件に言及した。

シルバー・コミッショナーは、2022-23シーズンには実現しないと指摘した上で「実現に近づいていると思います」と述べている。

「選手会とは有意義な話ができたと思います。フォーマットを変更するためには選手会の承認がもちろん必要です。私の感覚では、かなりの関心が寄せられていると感じました」

あれから7か月が経ち、インシーズン・トーナメントが現実味を帯びてきたようだ。現時点でわかっていることを紹介しよう。

NBAインシーズン・トーナメントの解説

インシーズン・トーナメントの開催方法

シャラニア記者によると、NBAは11月中にカップ戦を実施する。

その中で上位8チームが12月に行われる勝ち抜き戦に進出する。そのほかの22チームはレギュラーシーズンを続ける。

インシーズン・トーナメントの試合はすべて82試合の日程の一部として数えられる。決勝に進出した2チームは、レギュラーシーズン中に1試合多くプレイすることになる(合計83試合)。

インシーズン・トーナメントの報酬

『The Athletic』のレポートでシャラニア記者は、「NBAと選手会は、勝ち抜き戦に進出した8チームに対する未決定の報酬を含むインシーズン・トーナメントのコンセプトを最終化に引き続き取り組んでいる」と書いている。

WNBAコミッショナーズカップとの比較

過去2シーズンにおいてリーグのスケジュールに組み込まれたWNBAコミッショナーズカップと、考え方は非常に似ているが、全く同じというわけではないようだ。

コミッショナーズカップでは、WNBAの各チームは10試合のカップ戦を行い、インシーズン・トーナメントの順位にカウントされる。この試合は、NBAのインシーズン・トーナメントと同じように、各チームの総合成績にも加算される。

この2つの形式の違いは、WNBAコミッショナーズカップでは、各カンファレンスで最上位の成績を残した2チームが優勝決定戦に臨むことだ。

一方のNBAの提案するインシーズン・トーナメントでは、8チームによる勝ち抜き戦で優勝チームを決定する。

原文:NBA In-Season Tournament, explained: How would the reported regular-season competition work?
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.