NBAとESPNが開催する『NBA HORSEチャレンジ』1回戦が行なわれた。
「HORSE」とは、相手と同じショットを決め合うシュートゲームで、先に5回ミスしたほうが負けとなる。今大会には、NBA、WNBA、レジェンドの8名が出場し、出場者は自宅のジムかバックヤードコートで競技を行なう。
チャウンシー・ビラップス、マイク・コンリー、ザック・ラビーン、アリー・クイグリー(WNBA シカゴ・スカイ)の4名が1回戦を勝ち上がり、準決勝に勝ち進んだ。
1回戦の模様は、以下の通り。
トレイ・ヤング vs チャウンシー・ビラップス - ビラップスが勝利
第1試合はヤング対ビラップスの一戦で、ヤングはオクラホマ、ビラップスはデンバーで競技を行なった。
まずヤングがフリースロー、左手でのフローターをバックボードに当てて成功させ、左手でのフリースローを沈めてH-O-Rリードを奪う。
ビラップスもドリブルから右足だけを軸にしての3ポイントショット、右コーナでバックボードの背後からの3P、トップ・オブ・ザ・キーからの3Pを成功させてタイに持ち込む。
🏀 NBA HORSE Challenge 🏀@1MrBigShot gets @TheTraeYoung to H-O-R with 3 straight makes!
— NBA (@NBA) April 12, 2020
📺: ESPN pic.twitter.com/mZDgCNxS31
さらにビラップスは、片手での下手投げフリースローを成功させ、ヤングがこれを決められずにリード。
勢いに乗るビラップスが3Pを決めてプレッシャーをかけると、ヤングは失敗に終わり、ビラップスが逆転勝利を収めた。
対戦後、ビラップスは「トレイ、年上は敬うものだよ」と、冗談で笑わせた。
🏀 NBA HORSE Challenge 🏀@1MrBigShot completes his opening-round comeback in the NBA Horse Challenge on ESPN! pic.twitter.com/A3JRRVIo1l
— NBA (@NBA) April 12, 2020
タミカ・キャッチングス vs マイク・コンリー - コンリーが勝利
コンリーは、オハイオ州コロンバスにあるホームジム、キャッチングズはバックヤードのフープで試技を行なった。
コンリーが利き手ではない方の手でジャンパーを決めたのに対して、キャッチングスは同じシュートを決められず、1回目のミス。
さらにコンリーは、コーナーでバックドリブルからのスピンを織り交ぜての3P、利き手ではない手でフリースローを沈め、キャッチングスがマッチできずにリードを広げる。
続けて右コーナーからコンリーが片手で3Pを成功。キャッチングスは再び失投して追い詰められるも、コンリーが次のショットをミスして攻守が入れ替わる。コーナーから3Pを成功させたキャッチングスに対し、コンリーがミスしたため、キャッチングスがようやく1ポイントを獲得した。
.@MCONLEY10 gets tricky on his last shot and advances to the Semi-Finals!
— NBA Canada (@NBACanada) April 12, 2020
Watch the NBA H.O.R.S.E Challenge NOW on TSN 2. pic.twitter.com/XPO9saW6Iq
だが、王手をかけていたコンリーは、利き手ではないほうの手でバックボードの裏からのレイアップを成功させ、勝利を掴んだ。
ザック・ラビーン vs ポール・ピアース - ラビーンの勝利
ピアースはロサンゼルスの自宅、ラビーンはワシントン州のバックヤードコートから中継し、対戦した。
技術 vs 身体能力の一戦は、ラビーンがリバースレイアップを決めれば、ピアースもマッチ。だが、ラビーンがボールを片足を通してから下手投げでレイアップを成功させると、これをピアースがミスして試合が動く。
ラビーンは、右コーナーからの3Pを続けて決め、ピアースが失投したためリードを広げる。
アイディア勝負に出たラビーンは、バックボードをタップした上でリバースレイアップを成功。ピアースは同じショットを成功させられず、その差は広がる。
さらにラビーンは身体能力の高さを生かし、左手でリムに触れながらレイアップを決めたと主張すると、ピアースはマッチできずに王手をかけられてしまう。
そしてラビーンは、左コーナーからさらに遠いコート外から3Pを決めたのに対し、ピアースが失投したため、ラビーンが1ポイントも与えず完全勝利を収めた。
🏀 NBA HORSE Challenge 🏀
— NBA (@NBA) April 13, 2020
"I'm in the dirt. Show him I'm in the dirt." @ZachLaVine wins in a familiar way... with a deep triple.
📺: NBA Horse Challenge presented by State Farm on
ESPN pic.twitter.com/XyNZYjKO6k
クリス・ポール vs アリー・クイグリー - クイグリーの勝利
両者の対戦は、クイグリーのバンクショットフリースローから始まり、ポールがマッチする展開からスタートした。
ポールは、クイグリーのバンクフリースロー、ステップしてから左足を軸にしてのジャンパーに続けてマッチ。
何本か互いに一歩も譲らない展開後、コーナー3Pを決めたクイグリーに対し、ポールが失投し、ゲームが動いた。
クイグリーは創造性を生かし、コートに座った状態でミッドレンジジャンパーを成功。これをポールが外し、クイグリーがリードを広げる。
🏀 NBA HORSE Challenge 🏀@alliequigley knocks down the Pistol Pete Maravich homage‼️
— NBA (@NBA) April 13, 2020
She leads @CP3 H-O to H in Round 1 of the NBA Horse Challenge presented by State Farm on ESPN. pic.twitter.com/TDnnPFqTRN
ポールは基本的なショットに立ち返り、ノーマルなフリースローから挽回。
クイグリーはドリブルからのステップバックで再びリードを広げると、エルボーからのバンクショットで王手をかける。
ここでポールが片足を掴み、身体を反転させながらもう片方の手だけでショットを決めるトリッキーなショットを披露。クイグリーはマッチできず、勝負は接戦となった。
🏀 NBA HORSE Challenge 🏀
— NBA (@NBA) April 13, 2020
Clever shot by @CP3 to stay afloat in Round 1!
NBA Horse Challenge presented by State Farm pic.twitter.com/6XqNDMYYnE
続けてポールは、ゴール下からリムに触れずにネットを通過するショットを決めると、マッチする側のクイグリーはリムにボールを当ててしまい、ポールが差を縮める。
クイグリーがバックボードの裏側のショットで勝負に出るが、ポールも成功。そしてクイグリーがウィングから成功させた3Pにもマッチするなど、一進一退の攻防が続く。
しかし、クイグリーが再びバンクフリースローを選択して決めると、ポールの試技はリムに嫌われて失敗し、ようやく決着がついた。
原文:NBA HORSE Challenge: Quarter-final scores, live updates, results and highlights by NBA.COM STAFF(抄訳)