NBA Gリーグとメキシコシティを拠点とするプロバスケットボールチームのキャピタンズは12月12日、キャピタンズがGリーグに参戦することを発表した。アメリカとカナダ以外の国からの参戦は初となる。
NBA Gリーグの29番目のチームとなるキャピタンズは、2020-21シーズンにデビューする。ホームゲームはメキシコシティのヒムナシオ・フアン・デ・ラ・バレラで行なう。
ダラス・マーベリックス対デトロイト・ピストンズのNBAメキシコシティゲームズ2019を前に、NBAコミッショナーのアダム・シルバー、NBA Gリーグ会長のシャリーフ・アブドゥル・ラヒーム、NBAメキシコのバイスプレジデント兼マネジングディレクターであるラウール・サラガ、キャピタンズの共同オーナーであるパトリシオ・ガルサとヒルベルト・エルナンデスが発表した。
2016年創設のキャピタンズは、現在メキシコのリーグ「Liga Nacional de Baloncesto Profesional」に参戦中。来季からまず5年、NBA Gリーグを戦う。オーナーのモイセス・コジオらがチームを運営している。
2020-21シーズンのNBA Gリーグは2020年11月に開幕、同年8月にスケジュールが発表予定。より詳しい情報は、GLeague.NBA.comやFacebook.com/NBA_Mexico、ツイッター(@NBAMEXないし@nbagleague)にて。
シルバーは「NBA Gリーグのチームをメキシコシティに連れてくることは、NBAにとって歴史的なマイルストーンであり、メキシコや南米全体のバスケットボールファンに対する我々のコミットメントを示している」と述べた。
「アメリカとカナダ以外の国における初めてのGリーグ球団として、キャピタンズをNBAファミリーに歓迎するのを楽しみにしている」。
アブドゥル・ラヒームは「「NBA Gリーグはずっと南米や国際的なバスケットボールの発展に集中してきた。メキシコシティのチームの存在は、そのビジョンを実現するうえで重要なステップだ」と話した。
「キャピタンズをGリーグに歓迎できることを誇らしく思う。来季、ヒムナシオ・フアン・デ・ラ・バレラでチームがプレイするのを見るのが楽しみだ」。
エルナンデスは「メキシコから初の、NBA Gリーグで29番目のチームになれて、キャピタンズは光栄に思っている」と語った。
「我々の球団だけでなく、メキシコのバスケットボールや情熱的なファンにとっても重要な瞬間だ。NBAファミリーの一員になれることにワクワクしており、来季のGリーグで競うのが待ち遠しい」。