NBA理事会がアウト・オブ・バウンズに関するコーチのチャレンジ拡大を承認

NBA.com

坂東実藍 Miran Bando

NBA理事会がアウト・オブ・バウンズに関するコーチのチャレンジ拡大を承認 image

NBAは9月10日(日本時間11日)、2024-2025シーズンより、アウト・オブ・バウンズのレビューに関するコーチによるチャレンジの使用拡大を理事会が承認したことを発表した。

注目記事:大谷翔平の最新成績&ランキングまとめ(外部配信)

新ルールでは、コーチによるチャレンジでアウト・オブ・バウンズのバイオレーションをインスタントリプレイすることになった場合、コート上の審判団とリプレイセンターが映像を確認し、バイオレーションにつながるファウルがコールされるべきだったかどうかを決定できる。

[AD] 楽天モバイル『最強プラン』なら追加料金なしでNBA全試合見放題!

アウト・オブ・バウンズのバイオレーションにつながるファウルがコールされていなかったかどうかを決定するのに考慮される要素は以下のとおりだ。

  • コールされなかったファウルに関与した選手が、レビューするアウト・オブ・バウンズのバイオレーションに関与した選手と同じか異なるか
  • コールされなかったファウルとレビューするアウト・オブ・バウンズのバイオレーションの間の距離
  • コールされなかったファウルとレビューするアウト・オブ・バウンズのバイオレーションの間の経過時間

新ルールの適用について、昨季のあるプレイを例に見てみよう。

このプレイで、ダラス・マーベリックスはアウト・オブ・バウンズのバイオレーションでミネソタ・ティンバーウルブズにポゼッションが与えられたことにダラス・マーベリックスはチャレンジした。プレイを見直した上で、マーベリックスのカイリー・アービングがウルブズのジェイデン・マクダニエルズの左腕にイリーガルな接触をしていたものの、審判団とリプレイセンターはボールを最後に触ったのはマクダニエルと判断し、マーベリックスのチャレンジ成功でポゼッションを与えるという正しい判定を下している。だが、新ルールではマーベリックスのチャレンジ失敗でアービングのパーソナルファウルとなり、ウルブズがポゼッションを維持するか、ボーナスに入っていた場合はフリースローが与えられる。

選手、選手会代表者、コーチ、ガバナー、チームとリーグのバスケットボール部門エグゼクティブ、審判によって構成されるNBAの競技委員会は、満場一致で理事会にルール変更を勧告していた。

原文:NBA expands use of instant replay on out-of-bounds reviews(抄訳)
翻訳:坂東実藍

NBA.com

NBA.com Photo

NBA.com

坂東実藍 Miran Bando

坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。