NBAの通算最多賞コーチ 歴代で最も白星をあげてきた指導者たち

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坂東実藍 Miran Bando

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NBAには長年にわたって指導してきた偉大な教師であるコーチたちがいる。レッド・アワーバックやグレッグ・ポポビッチといった指導者たちだ。

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NBA 2024-2025シーズンを前にした時点で、リーグの歴史で最も多くの勝利を収めてきたコーチのベスト10をまとめる。

NBA通算最多勝コーチ

1位:グレッグ・ポポビッチ(スパーズ)

サンアントニオ・スパーズで26年目のポポビッチ・ヘッドコーチは、アメリカプロスポーツ界で最長となる在任期間で2024-25シーズンを迎える。

2023-2024シーズン終了時点で1388勝を記録しているポポビッチHCは、2003年、2012年、2014年に年間最優秀コーチ賞を受賞。通算5回にわたり、スパーズをレギュラーシーズンでNBA最高成績に導いた(1998-1999シーズン、2000-2001シーズン、2002-2003シーズン、2011-2012シーズン、2013-14シーズン)。


2位:ドン・ネルソン(バックス、ウォリアーズ、ニックス、マーベリックス)

通算1335勝。年間最優秀コーチ受賞3回(1983年、1985年、1992年)。アップテンポのプレイスタイル、社交的な姿勢、「ポイントフォワード」の生みの親として知られる。

また、ネルソンは「We Believe」のスローガンで知られたゴールデンステイト・ウォリアーズを率い、NBAプレイオフ2007のファーストラウンドで、トップシードのダラス・マーベリックスを相手にアップセットを演じた。


3位:レニー・ウィルケンズ(サンダー、ブレイザーズ、キャバリアーズ、ホークス、ラプターズ、ニックス)

通算1332勝。ポイントガードだった選手としても殿堂入りしているウィルケンズは、1979年にシアトル・スーパーソニックスをNBA優勝に導き、1994年にはアトランタ・ホークスで年間最優秀コーチ賞を受賞した。


4位:ジェリー・スローン(ブルズ、ジャズ)

通算1221勝。激しい競争心を持つスローンは、ユタ・ジャズでの23シーズンでジョン・ストックトンとカール・マローンのスターコンビを指導。ピック&ロールの普及に貢献した。

スローンはNBAの歴史で初めて1球団で1000勝を達成したコーチだ。


5位:パット・ライリー(レイカーズ、ニックス、ヒート)

通算1210勝。「ショータイム」で知られたロサンゼルス・レイカーズで脚光を浴び、その後はニューヨーク・ニックスとマイアミ・ヒートをイースタン・カンファレンスの強豪にした。

ライリーは1990年、1993年、1997年に年間最優秀コーチ賞を受賞。NBAオールスターゲームで9回ヘッドコーチを務めている。

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6位:ジョージ・カール(キャバリアーズ、ウォリアーズ、サンダー、バックス、ナゲッツ、キングス/通算1175勝)

7位:フィル・ジャクソン(ブルズ、レイカーズ/通算1155勝)

8位:ドック・リバース(マジック、セルティックス、クリッパーズ、76ers、バックス/通算1114勝)
※勝利数は2023-24シーズン終了時

9位:ラリー・ブラウン(ナゲッツ、ネッツ、スパーズ、クリッパーズ、ペイサーズ、76ers、ピストンズ、ニックス、ホーネッツ/通算1098勝)

10位:リック・アデルマン(ブレイザーズ、ウォリアーズ、キングス、ロケッツ、ウルブズ/通算1042勝)

なお、ポポビッチとリバースのほか、現役ではリック・カーライル、エリック・スポールストラが2024-25シーズンを前に通算勝利数ランキングでトップ30入りしている。カーライルは943勝。スポールストラは750勝を記録している。

原文:NBA coaches with most wins in history(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。