4月16日(日本時間17日)、NBAとマイクロソフト社は、新たに複数年のパートナーシップ(業務提携)契約を締結したことを発表した。2020-21シーズンから公式にNBAとWNBA、NBA Gリーグ、USAバスケットボールのAI(人工知能)パートナー兼クラウド&ラップトップパートナーとなる。以下、公式リリース。
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NBAと『Turner Sports』が共同運営するNBAデジタルとマイクロソフトは、機械学習とAIを駆使してNBAの様々な製品やサービスを統合し、次世代的な個別の試合放送やその他のコンテンツを届ける新たな革新的消費者直販プラットフォームをMicrosoft Azureに作る。
リーグや全チーム、全選手のアカウントで総計18億人というソーシャルメディアフォロワーを含む世界のNBAファンの経験をカスタマイズ&ローカライズし、各々のデバイスからファンがNBAとどのように関わるかを再考させるプラットフォームとなる。
Microsoft Azureを通じた試合のオンデマンドライブ放送を届けるほかに、最新の機械学習やコグニティブサーチ、アドバンスドデータ解析ソリューションを通じ、ファンにNBAが持つ膨大なデータソースや広範囲にわたる歴史的動画アーカイブと届ける。
これにより、ファンはそれぞれの好みに合ったコンテンツをより個別に経験できるようになり、かつてない洞察や分析を得られるようになる。加えて、このプラットフォームにより、NBAは独特な洞察を見つけ出し、ファンやコーチ、放送側に試合の新たな次元をもたらすことができる。NBAの仕事や試合運営の強化につながり得るその他の技術も模索していく。
パートナーシップの一環として、マイクロソフト社は来季からのNBAドラフトコンバインのエンタイトルメントパートナー、オールスターやサマーリーグ、WNBAオールスターといった今後のビッグイベントのアソシエイトパートナーとなる。
マイクロソフト社のサティア・ナデラCEOは「NBAの公式AIパートナーとなることに我々は興奮しています」と話した。
「我々は一緒に、Microsoft Azureによって新たに個別化される経験とともに、ファンを好きな試合や選手により近づけていきます」。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは「このマイクロソフト社とのパートナーシップは、我々がファンのNBAの楽しみ方を再定義する助けとなるでしょう」と述べた。
「マイクロソフト社との仕事で我々が目指すのは、アリーナからでも、世界中のどこからでも、ファンがゲームのあらゆる側面に没頭でき、チームや選手と直接関わっていけるような、カスタマイズされたコンテンツを作ることです」。
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