ライジングスターズMVPのホセ・アルバラード「僕が大好きな雰囲気だった」|NBAオールスター2023

YOKO B

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2月17日(日本時間18日)、ユタ州ソルトレイクシティのビビント・アリーナでNBAオールスター2023のJordanライジングスターズが行われ、優勝した「チーム・パウ」のホセ・アルバラード(ニューオーリンズ・ペリカンズ)がMVPに選ばれた。

「チーム・デロン」と対戦した第1試合で、アルバラードは3ポイントショット3本中1本成功を含むフィールドゴール10本中6本成功とゲーム最多の13得点、1アシスト、1リバウンド、1スティールを記録。途中マイクを付けて実況と会話をしながらも積極的にチームを盛り立て、勝利に貢献した。

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「チーム・ジョアキム」と対戦した第2試合では、3Pを4本決めるなどの活躍をしていたクエンティン・グライムズに対して執拗なディフェンスで魅せたアルバラードが、最後には決勝点の3ポイントショットを沈めて「チーム・パウ」を優勝に導いた。

アルバラードは決勝戦で、3P2本中1本成功を含むFG4本中2本成功の5得点、1リバウンド、1アシストをマーク。2試合合計では、3P5本中2本成功を含むFG14本中8本成功の18得点、2リバウンド、2アシスト、1スティールの記録でMVPに輝いている。

イベント後、アルバラードが報道陣の質疑に応じた。


――あなたのゲームはオールスターのような雰囲気に合っている?

そうだね。僕はニューヨーク出身だから、公園でプレイするときはいつもオールスターのような気分なんだ。だから、僕が大好きな雰囲気だった。僕はただ、「ホセのバスケットボール」をやっただけだと思うよ。

――あなたの物語に新たな1ページが加わった。ドラフト外でリーグ入りして、ドラフト全体3位指名や2位指名の選手とコートを共にしている。より認知度の高い選手たちとプレイすることはどんな意味があるか?

すごいことだ。ロッカールームでは数字なんか見ではいないんだ。ただ、同じチームの仲間だから勝ちに行こうって気持ちだった。みんな同じ考えを持っていたと思う。素晴らしいメンバーだったと思うし、彼らが僕のチームメイトであること、そして僕らが勝ったことに満足している。

――終盤のグライムズに対するディフェンスについて教えてください。あれがリーガル(ファウル)かどうか微妙だったのでは?

リーガルじゃなかったかもしれないが、彼は絶好調だったんだ。もし彼があのままだったら、おそらく彼らが試合に勝っていただろう。でも、僕が彼につくことになって、それで向こうが何本かシュートを外してくれて、僕らが勝つことができたんだ。

――ライジングスターズに出場し、MVPを獲得したことについて、ラテン系のファンに伝えたいことは?

彼らに敬意を表したい。たくさんの愛を示してくれた。ビルボードも見たよ。ありがとう、とても感謝している。早くP.R.(プエルトリコ)やあちこちに戻って、たくさんの愛を返ししたいと思っている。


2021年ドラフト外からペリカンズに加入し、2年目を迎えたアルバラードは今季58試合に出場。1試合平均21.8分間のプレイで、9.1得点(FG成功率40.9%、3P成功率33.9%、FT成功率81.3%)、2.4リバウンド、3.1アシスト、1.1スティールを記録している。

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。