2月18日(日本時間19日)にカリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれたNBAオールスターゲーム2018は、第1クォーターに11点差をつけられたチーム・レブロンが、最終的には148-145でチーム・ステフィンに勝利した。
チーム・レブロンのキャプテンを務めたレブロン・ジェームズは、29得点、10リバウンド、8アシストを記録。キャリア通算3回目となるMVPに選出された。
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— NBA (@NBA) 2018年2月19日
9選手が二桁得点を記録したチーム・レブロンに対し、チーム・ステフィンで二桁得点を挙げたのは8選手。キャプテンのステフィン・カリーは、フィールドゴール14本中4本成功の11得点だった。
NBAオールスターゲーム2018で覚えておくべきポイントは、以下の3つだ。
1. 新たな指名方式がサスペンスに
普段のNBAオールスターゲームは、守備をまったくせず、クレイジーなショットが見られるなど、パッとしないところがあった。だが、ことしのオールスターゲームでは本当の試合らしかった。両チームのキャプテンが勝利を誇る権利(と10万ドル=約1070万円のボーナス)を手に入れようと意気込んでいたからだ。
もともと選出されていた選手の多くが負傷などで離脱したが、代替選手たちもオールスターに新たな経験をもたらしてくれた。オールスターがこのまま興味を引きつけるような一戦になることが望まれる。トップレベルのスポーツは、トップレベルのスター選手たちが競争的な試合をし、ファンを魅了できるようでなければいけないからだ。
2. 目的をもってプレイしたデイミアン・リラード
ポートランド・トレイルブレイザーズのスターであるポイントガードは、これまで2度のオールスターに選出されず話題になった。だが、ことしは出場を果たし、証明するものがあるかのようなプレイを披露。21得点、3リバウンド、2アシストをマークし、後半開始からプレイした。
オールスターに選ばれなかったことへの失望をあらわにし、同僚であるNBAのスター(はっきり言えばラッセル・ウェストブルック)から批判も浴びたリラード。だが、彼はNBA有数の選手であり、今回のオールスターゲームではそれにふさわしいプレイを見せた。
3. ビクター・オラディポはNBAで最も過小評価されている選手
インディアナ・ペイサーズがポール・ジョージをトレードでオクラホマシティ・サンダーに手放し、代わりにオラディポを獲得したとき、ペイサーズは過ちを犯したと考えた人間は多い。だが、オラディポは1試合平均24.4得点とペイサーズの期待を上回っている。得点だけでなく、彼はリーダーらしく振る舞い、ペイサーズ(33勝25敗)を助けてきた。
ダンクコンテストで『ブラックパンサー』のマスクを被り、オールスターゲームでもハイフライのダンクを決めるなど、オラディポはNBAが輩出すべきエリートプレイヤーの一人らしかった。オラディポはオールスターゲームで7得点、3アシスト、3スティールを記録している。
🎥 ビクター・オラディポ、スティールから単独速攻でゆりかごダンク! #NBAAllStar pic.twitter.com/F1Q5YMMTsE
— NBA Japan (@NBAJPN) 2018年2月19日
原文: NBA All-Star Game: Three takeaways from Team LeBron's thrilling win by Sporting News(抄訳)