NBAオールスターゲーム2019はチーム・レブロンがチーム・ヤニス相手に逆転勝利

大西玲央 Reo Onishi

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2月17日(日本時間18日)にノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで行なわれた第68回NBAオールスターゲームは、チーム・ヤニスが最大20点差のリードを作りながらも、後半にチーム・レブロンが逆転し、178-164でチーム・レブロンが勝利した。

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昨年に続き、今回のオールスターゲームも各カンファレンスで最多投票を集めた選手がキャプテンとなり、自チームの選手をドラフトしていく形式。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)率いるチーム・レブロン対、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)率いるチーム・ヤニスという図式となった。

序盤はチーム・ヤニスの最初の14得点中10点をアデトクンボが獲得し、前半だけで20得点。さらに途中出場のクリス・ミドルトン(バックス)が3本連続で3ポイントショットを決めるなど17得点の活躍で、とバックス勢が好調さを見せつける。第2クォーター途中、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のバウンスパスを高く跳び上がったアデトクンボが叩き込むアリウープダンクも炸裂。チーム・ヤニスが95-82のスコアでハーフタイムを迎えた。

後半序盤はジェームズからドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)、ウェイドからジェームズへのアリウープでチーム・レブロンが反撃の狼煙をあげる。デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)やクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)の3Pショットが連続で当たり始め、第3クォーター残り2分58秒で124-124の同点とした。その後も勢いは止まらず、チーム・レブロンが132-131と逆転した状態で最終クォーターを迎えた。

第4クォーター残り9分18秒でカリーがトンプソン相手に4ポイントプレーを決めるなどあったものの、チーム・レブロンの勢いは止まらず、徐々にリードを広げ178-164で勝利した。

MVPに輝いたのは、9本中6本の3Pショット成功を含む31得点、7リバウンドの活躍を見せたケビン・デュラント(ウォリアーズ)。後半の追い上げについて「単純にシュートを決まり始めた」とデュラントは説明。

「ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、クレイ・トンプソンといったセカンドユニットが火をつけてくれた」。

チーム・レブロンはMVPのデュラントのほかに、トンプソンが20得点、カワイ・レナード(トロント・ラプターズ)とキャプテンのジェームズがそれぞれ19得点と活躍した。

チーム・ヤニスは、キャプテンのアデトクンボが両チーム最多となる38得点、11リバウンド、ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)とミドルトンがそれぞれ20得点をマークした。

ボックススコア

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。