激しい順位争いが行われるNBA 2023-24シーズン最新順位表:プレイオフ出場はどのチーム?

NBA.com Staff

大西玲央 Reo Onishi

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4月15日(現地14日)にNBA 2023-2024シーズンのレギュラーシーズン最終日を迎えた。シーズン終盤はプレイオフ出場に向けた激しい順位争いが繰り広げられてきたが、最終日には全30チームが試合を行い、ほとんどの順位が確定していない異例の事態となっていた。

各カンファレンスの6位まではそのままプレイオフ出場が確定し、7~10位はプレイイン・トーナメントに出場し、2チームが第7、8シードとしてのプレイオフ出場権を手にする。

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ここではNBA 2023-24シーズンの最新順位表と、プレイオフのマッチアップの可能性をアップデートする。

イースタン・カンファレンス最終順位表

順位 チーム 成績
1 セルティックス*** 64-18 -
2 ニックス** 50-32 14
3 バックス** 49-33 15
4 キャブズ** 48-34 16
5 マジック** 47-35 17
6 ペイサーズ** 47-35 17
7 76ers* 47-35 17
8 ヒート* 46-36 18
9 ブルズ* 39-43 25
10 ホークス* 36-46 28

*** - 第1シード確定
** - プレイオフ確定
* - プレイイン・トーナメント確定

イースタン・カンファレンスはボストン・セルティックスが早々に第1シードを決めていたが、2位から8位までは最終日まで順位が決まらなかった。最終的にニューヨーク・ニックスが第2シードを獲得し、7フィラデルフィア・76ersとマイアミ・ヒートがプレイイン・トーナメントに回ることとなった。

ウェスタン・カンファレンス最終順位表

順位 チーム 成績
1 サンダー*** 57-25 -
2 ナゲッツ** 57-25 -
3 ウルブズ** 56-26 1
4 クリッパーズ** 51-31 6
5 マーベリックス** 50-32 7
6 サンズ** 49-33 8
7 ペリカンズ* 48-33 9
8 レイカーズ* 47-35 10
9 キングス* 46-36 11
10 ウォリアーズ* 46-36 11

*** - 第1シード確定
** - プレイオフ確定
* - プレイイン・トーナメント確定

ウェスタン・カンファレンスはミネソタ・ティンバーウルブズ、デンバー・ナゲッツ、オクラホマシティ・サンダーの3チームが第1シードを最終日まで争う歴史的激戦となり、サンダーが第1シードを獲得した。

注目の第6シードはフェニックス・サンズが滑り込む形となった。プレイイン・トーナメントはニューオーリンズ・ペリカンズ、ロサンゼルス・レイカーズ、サクラメント・キングス、ゴールデンステイト・ウォリアーズという並びになった。

プレイオフの組み合わせ

イースタン・カンファレンス

(1) セルティックス vs (8) プレイイン勝者 *確定
(2) ニックス vs (7) プレイイン勝者 *確定
(3) バックス vs (6) ペイサーズ *確定
(4) キャバリアーズ vs (5) マジック *確定

プレイイン・トーナメント

(7) 76ers vs (8) ヒート *確定
(9) ブルズ vs (10) ホークス *確定

ウェスタン・カンファレンス

(1) サンダー vs (8) プレイイン勝者 *確定
(2) ナゲッツ vs (7) プレイイン勝者 *確定
(3) ティンバーウルブズ vs (6) サンズ *確定
(4) クリッパーズ vs (5) マーベリックス *確定

プレイイン・トーナメント

(7) ペリカンズ vs (8) レイカーズ *確定
(9) キングス vs (10) ウォリアーズ *確定

レギュラーシーズン最終日 注目の試合

バックス対マジック

バックスは勝利で東の第2シードを獲得できる。もしバックスが敗れた場合でも、ホーネッツとブルズが勝利すれば第2シードを獲得。キャバリアーズが敗れて、ニックスが勝利した場合は第3シードとなる。キャバリアーズとニックスがそれぞれ勝利すると、第4シードまで転落する可能性がある。

逆にマジックは勝利することで第5シードの可能性が高くなるが、もし76ersとホークスが共に勝利した場合は第6シードとなる。マジックが敗れ、ペイサーズが勝利した場合は、プレイイン・トーナメント出場となる。

ブルズ対ニックス

第3シードの可能性が最も高いニックスだが、この試合でニックスが勝利し、バックスがマジックに敗れた場合はニックスが第2シードに上昇する可能性を持っている。もし敗れ、マジックとキャバリアーズが共に勝利すると第4シードまで転落する。

ネッツ対76ers

76ersは自力でのプレイオフ出場は難しく、この試合に勝利した上でペイサーズも試合に敗れない限り第5シードとならない。

ラプターズ対ヒート

第8シードの可能性が最も高いヒートは、最終戦に勝利し、マジック、ペイサーズ、76ersが敗れれば第5シードまで上昇することができる。

ホークス対ペイサーズ

ペイサーズは勝利で第6シード以上が決まり、マジックが敗れれば最高で第5シードまでいける。敗れた場合はプレイイン・トーナメント出場の可能性も出てくる。

ホーネッツ対キャバリアーズ

キャバリアーズは第4シードの可能性が最も高いが、最終戦に勝利し、バックスとニックスがそれぞれ敗れた場合は第2シードとなる。ニックスが勝利すると、キャバリアーズは第3シードが最高位となる。

ナゲッツ対グリズリーズ

現在3チームが並んでいる西の1位だが、ナゲッツは直接対決の成績が最も悪いため、最終戦に勝利し、さらにサンダーとティンバーウルブズが共に敗れない限りは第1シードを獲得できない。

サンズ対ティンバーウルブズ

この試合でティンバーウルブズが勝利し、サンダーかナゲッツのいずれかが敗れた場合はティンバーウルブズが第1シードとなる。

サンズはこの試合に勝利し、ペリカンズが敗れた場合に第6シード。それ以外のシナリオでは第7シードとなり、プレイイン・トーナメント行きだ。

レイカーズ対ペリカンズ

レイカーズは勝利で第8シードが確定する。負けても、キングスとウォリアーズがそれぞれ敗れればまだ第8シードを獲得できる。それ以外では、第10シードまで落ちる可能性を持っている。

ペリカンズは勝てば第6シードが決まり、プレイイン・トーナメントが避けられる。負けた場合は、ティンバーウルブズの勝利を期待する必要がある。

マーベリックス対サンダー

ティンバーウルブズとナゲッツともに西の1位で並んでいるサンダーは、3チーム間でのタイブレイクを持っているために、並んだ場合はサンダーが第1シードとなる。

ジャズ対ウォリアーズ

ウォリアーズが最終戦に勝利し、キングスとレイカーズが共に敗れた場合はウォリアーズが第8シードとなる。負ければ第10シードが確定する。レイカーズとのタイブレイクはウォリアーズが持っているため、両チームが並んだ場合はウォリアーズが上となる。

ブレイザーズ対キングス

キングスが勝利し、レイカーズが敗れればキングスが第8シードとなる。敗れた場合は第10シードまで落ちる可能性を持っている。

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。