NBA 2021-22シーズンに向けてチェックしておきたい主な日程を紹介

大西玲央 Reo Onishi

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NBA 2021-22シーズンは10月19日(日本時間20日)に開幕する。それにあたって、よりシーズンを楽しむためにも、おさえておくべき日程をいくつかピックアップしてみた。

NBA 2021-22シーズン開幕までにおさえておきたい主な日程はこちら(日本時間):

2021年9月12日:バスケットボール殿堂入り式典

2021年バスケットボール殿堂入りメンバーには、通算勝利数歴代9位コーチのリック・アデルマンに加え、NBAレジェンドのクリス・ボッシュ、ポール・ピアース、ベン・ウォレス、クリス・ウェバーらが名を連ねる。さらにNBA初の黒人ヘッドコーチとなったビル・ラッセルが選手に続いてコーチとしても殿堂入りすることが決まっている。

2021年9月29日:NBAトレーニングキャンプ開始

新シーズンに向けて各チームがトレーニングキャンプを開始する。ルーキーや移籍してきた新加入選手がチームに馴染む重要な時間でもある。

トレーニングキャンプで活躍し、プレシーズンでプレイタイムを獲得し、そこでの活躍が認められロスター入りを果たすケースなどもある。昨季のトロント・ラプターズの渡邊雄太がまさにそれに当たる。

2021年10月4~16日:NBAプレシーズン

今季のプレシーズン初戦はブルックリン・ネッツ対ロサンゼルス・レイカーズ。ネッツにはケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングが、レイカーズにはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、そして新たに加入したラッセル・ウェストブルックが在籍しており、初戦からスター選手の溢れる試合となる。

2021年10月20日:シーズン開幕

開幕日は昨季覇者のミルウォーキー・バックスがネッツと対戦、そしてステフィン・カリーを擁するゴールデンステイト・ウォリアーズがレイカーズと対戦するダブルヘッダーが組まれている。

2021年10月21日:日本人対決

昨季はケガなどの影響で実現することがなかった日本人対決のカードが、今季は開幕2日目に見られるかもしれない。渡邊が所属するラプターズが、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズをホームで迎える。ラプターズにとっては2シーズンぶりのホームゲームとなる。

2021年11月11日:ルーキー対決

この日はNBAドラフト2021全体1位でケイド・カニングハムを指名したデトロイト・ピストンズが、同全体2位でジェイレン・グリーンを指名したヒューストン・ロケッツの本拠地に乗り込む。どちらも若手を主体としたチーム構成となる今季だけに、両選手の活躍が期待される。

2021年12月26日:クリスマスゲーム

毎年恒例のクリスマスゲームは、今季も5試合が行なわれる。1試合目はアトランタ・ホークス対ニューヨーク・ニックス、2試合目はボストン・セルティックス対バックス、3試合目はゴールデンステイト・ウォリアーズ対フェニックス・サンズ、4試合目はネッツ対レイカーズ、そして5試合目はダラス・マーベリックス対ユタ・ジャズとなっている。

2022年2月18~20日:NBAオールスター2022

今季のNBAオールスターウィークエンドは通算71回目で、クリーブランド・キャバリアーズの本拠地であるオハイオ州クリーブランドのロケッツ・モーゲージ・フィールドハウスで開催される。

クリーブランドが開催都市になるのは1997年以来で、当時はNBA50周年を記念した歴代ベスト50人の選手が選出された50周年チームがお披露目されたのがこのオールスターだった。今季は75周年を記念した75周年チームが10月に発表される予定で、オールスターゲームで何かしらの絡みがあってもおかしくないだろう。

2022年3月14日:ケビン・ガーネット永久欠番式典

セルティックスはこの日に行なわれるマーベリックス戦後に、ケビン・ガーネットの背番号5を永久欠番化するための式典を開催することを発表。セルティックス史上24個目の永久欠番となる。ガーネットは、2008年に盟友ポール・ピアースと共にセルティックスを優勝へと導いた。

2022年4月11日:レギュラーシーズン閉幕

この日がレギュラーシーズンの最終日となる。プレイイン・トーナメントが導入されたここ数シーズンでは、最終日の結果が出るまで順位が確定しないことが多く、プレイオフやプレイイン・トーナメント出場を目指すチームによる熾烈な順位争いが見られる可能性も高い。

2022年4月13~16日:プレイイン・トーナメント

今のフォーマットのプレイイン・トーナメントは昨季から導入されたものだ。レギュラーシーズンを終えた時点で、各カンファレンスの7位から10位のチームが、それぞれのカンファレンスの第7、8シードを競う。昨季はウェスタン・カンファレンス9位のメンフィス・グリズリーズが、トーナメントを勝ち進んだ結果同8位のウォリアーズに代わってプレイオフを出場を果たしている。

2022年4月17日:プレイオフ開幕

そしてプレイイン・トーナメントで両カンファレンスの第1~8シードが確定し、合わせて16チームがプレイオフに進出する。イースタン・カンファレンスを勝ち抜いたチームと、ウェスタン・カンファレンスを勝ち抜いたチームが対決するNBAファイナルは、6月3日から開催される予定だ。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。