NBAプレーオフ2018大予想:ウォリアーズは順当に決勝へ?【後編】

Sean Deveney

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NBAプレーオフ・カンファレンス決勝

76ers対キャブズ

76ersはわずか2シーズンで、10勝しかできないチームからカンファレンス決勝でホームコートアドバンテージを獲得できるチームへと変貌を遂げた。『プロセス』肯定派は大歓喜で、ウェルズ・ファーゴ・センターの外にサム・ヒンキーの銅像を早急に建てることを求めるだろう。

両チームによる最後の直接対決では、76ersが132-130で激戦を制している。ベン・シモンズが27得点、15リバウンド、13アシストを記録し、対するレブロン・ジェームズも44得点、11リバウンド、11アシストと大活躍。76ersはこの時点でジョエル・エンビードが全力でプレイしている(はずな)ので、ジェームズの相手としては不足しないだろう。それでもイーストのプレーオフでのジェームズは無敵であり、6試合のあいだに平均トリプルダブルを記録するだろう。

キャブズ 4勝2敗

ロケッツ対ウォリアーズ

ウォリアーズという圧倒的な存在相手に諦めるのではなく、クリス・ポールを獲得という大きな動きを仕掛け、PJ・タッカーやルーク・バーアムーテのようなディフェンス要因を獲得したロケッツを褒め称えたい。しかし楽しみはここまでだろう。

プレーオフはマッチアップが非常に重要であり、ウォリアーズはケビン・デュラントを筆頭にミスマッチを生み出すことに長けているのだ。ジェームズ・ハーデンはリーグ屈指のオフェンス能力を持っており、リーグMVPになるべきではあるが、ウォリアーズは周りのシューターをチェックしながらもハーデンに様々な対応(アンドレ・イグダーラ、クレイ・トンプソン、デュラント)を取ることができるのだ。

元同僚のスティーブ・カーHCとマイク・ダントーにHCの対決は楽しみではあるが、今回はカーHCに分があるだろう。

ウォリアーズ 4勝2敗

NBAファイナル

ウォリアーズ対キャブズ

例年に比べて今年のプレーオフは、どこがファイナルに進出してもおかしくないと感じさせてくれる。ラプターズがキャブズを準決勝で倒すかもしれない。ロケッツがその強大なオフェンス力でウォリアーズを圧倒できるかもしれない。もしかしたら76ersが最近フィラデルフィアのスポーツ界が見せている力をここでも見せてくれるかもしれない。

しかし、結局のところ我々の予想(大あくび)は4年連続のキャブズ対ウォリアーズだ。最初のふたつはとても楽しく、3つ目も戦力の均衡はなかったが楽しめた。しかし4回目はファンにとってあまり楽しくなう、戦力の均衡を求めるアダム・シルバー・コミッショナーも喜ばないかもしれない。

しかしラプターズは実際キャブズに勝てるとは考えにくく、ロケッツがウォリアーズとのミスマッチを凌駕できるとも思えない。

過去に見てきたように、ウォリアーズはジェームズを困らせることに長けており、今回のジェームズの周りにはこれまでのような安定したサポート役がいない。彼はまた凄まじい数字を残すだろう。しかしウォリアーズ相手にガス欠となるだろう。ケビン・デュラントがファイナルMVPを2年連続で受賞するだろう。

ウォリアーズ 4勝1敗

原文:NBA playoffs 2018: Full bracket predictions, picks from first round to NBA Finals
翻訳:Reo Onishi

Sean Deveney

Sean Deveney is the national NBA writer for Sporting News and author of four books, including Facing Michael Jordan. He has been with Sporting News since his internship in 1997.