NBAパワーランキング:クリス・ポール復帰後のロケッツが止まらない(1~10位)

Sean Deveney

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NBAシーズンが3分の1消化した今、すでに自分たちのアイデンティティを見失いがちなチームもいる。しかし全体的にトレンドが生まれ始めているのも見えてきた。

今週のNBAパワーランキングでは、各チームで生じ始めているトレンドを紹介したい。

 

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1. ヒューストン・ロケッツ
クリス・ポールが復帰してから9連勝中のロケッツは、その間True Shooting Percentageがリーグトップとなる62.5%で、オフェンスが絶好調だ。しかしディフェンス効率でも100ポゼッションあたり98.7失点とトップに君臨している。

2. ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ここ2年間で、ケビン・デュラントがステフィン・カリー抜きでプレイしたのは4試合しかないのだが、その4試合で平均31.3得点、9.5リバウンド、7.8アシスト、シュート成功率49.5%と立派な数字を残している。

3. クリーブランド・キャバリアーズ
15試合で14勝あげたキャバリアーズは、その期間中のEffective Fieldgoal Percentage(eFG - 3ポイントショットを加味したシュート成功率)が56.0%で、逆に相手を50.8%に抑えた。シーズン最初の12試合ではeFGが54.3%、相手は56.1%という数字だった。

4. ボストン・セルティックス
第4クォーターを同点、もしくは負けている状態で迎えた成績が6勝3敗で、その状況で勝率が5割を超えているチームはセルティックスだけだ。前半を同点か負けている状態で迎えたときは11勝5敗で、ウォリアーズ(9勝2敗)に次いで2位。

5. トロント・ラプターズ
ラプターズがボールシェアするとオフェンスがどれだけ良くなるかを、12月に入ってからの4勝で示した。その試合でのアシストパーセンテージは60.7%で、同期間中ではリーグ7位だ。

6. サンアントニオ・スパーズ
最優秀シックスマン候補であるルディ・ゲイがここ4試合を先発出場しており、スパーズは4勝0敗だ。ゲイが11得点以上した試合では、今シーズン14勝2敗。

7. インディアナ・ペイサーズ
ビクター・オラディポが20得点以上した試合では13勝6敗。これまでオラディポが30得点以上した試合では0勝3敗だったのだが、デンバー・ナゲッツとキャブズとの連戦では、ナゲッツ相手に47得点、キャブズ相手に33得点し連勝した。

8. ミルウォーキー・バックス
ここ15試合、残り5分で5点差の試合で7勝0敗という成績を残している。同期間中、そういった状況ではリーグトップとなるプラス5.9だ。

9. ミネソタ・ティンバーウルブズ
ウルブズは弱いチームを相手に成績を伸ばしている。勝率5割以上のチームとはここ13試合で3回しか対戦しておらず、1勝2敗だ。残りの10試合では6勝4敗。次の3試合の相手も勝率5割を超えていない。

10. デンバー・ナゲッツ
ホームでここ10試合中9勝上げており、その期間中ネットレーティングがプラス8.9とリーグでも3位の数字だ。残念ながら現在13試合中10試合がアウェイという状況の真っ只中で、先日のインディアナ・ペイサーズ戦では19点差のリードから逆転負けした。

11~20位につづく)

Sean Deveney

Sean Deveney is the national NBA writer for Sporting News and author of four books, including Facing Michael Jordan. He has been with Sporting News since his internship in 1997.