NBAトレード期限に買い手となりそうな6チーム

Sean Deveney

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NBAシーズン最初の30試合を終えた今、リーグの重要な日程が差し迫ってきている。中でも注目なのが、今回からオールスター戦前に早められたトレード期限だ。今シーズンは2月8日(日本時間9日)が期限となっている。

色々と状況が変わる可能性も高いが、現段階でのリーグの買い手を紹介しよう。

 

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NBAトレード期限:買い手

オクラホマシティ・サンダー

サンダーは「まだ模索中」というセリフを最初の数ヶ月で何度も使ってきている。ここまで残念な結果ではあるものの、まだまだ模索は続けるだろう。現在勝率5割をギリギリ超えている状態なのだが、ウェスタン・カンファレンス自体が例年のような圧倒的な強さではないこともあって、まだトップ4入りするための時間が残っている。

サンダーはポール・ジョージをトレードするために獲得したのではない、というのがリーグ内での見解だ。よって、サンダーが新たなシューターやディフェンダーを探し求めると予想していいだろう。層の薄さは未だに問題であり、そこの改善を狙ってくるはずだ。

ミルウォーキー・バックス

ここ数週間でジャバリ・パーカーが復帰することもあり、ベンチからの得点が必要なバックスにとっては大きな戦力アップとなる。しかしヤニス・アデトクンボのスターへの成長を利用して結果を出さなければならないというプレッシャーを、ジェイソン・キッド・ヘッドコーチとチームは感じ始めているはずだ。

来シーズンは都心に新しいアリーナができることもあって、バックスは強豪の仲間入りをした状態で新シーズンを迎えたいと考えている。もしビッグネームがトレード市場にいれば、ギャンブルする可能性もあるはずだ。

デンバー・ナゲッツ

ナゲッツはなんとかしてウェスタン・カンファレンスのトップチームのひとつなろうともがいており、ポール・ミルサップが手首の怪我で離脱したのは大きな痛手となった。ここ数週間は積極的に動くのではと予想されている。ミルサップが怪我をしてから、ナゲッツはディフェンスが急降下中(彼の怪我以降、リーグで下から3番目となるペイント内失点が平均49.1)なこともあって、ニコラ・ヨキッチの隣でインサイドを守れる存在を見つける必要がある。

クリーブランド・キャバリアーズ

キャブズは、ブルックリン・ネッツの来年の指名権をトレードしないというのがリーグ内の見解だが、もし今年全力でいかなければレブロン・ジェームズと再契約できないという判断になれば、状況が変わる可能性もある。しかし確実にゴールデンステイト・ウォリアーズをファイナルで倒すことができるようなトレードでない限り、キャブズは動かないだろう。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

トム・シボドー・ヘッドコーチは先発メンバーを酷使していると批判されている。しかしその原因のひとつが、ベンチ陣の弱さにあるのだ。ウルブズベンチのネットレーティングはマイナス7.1でリーグ27位。ディフェンスの弱さがネックとなっている。

ウルブズにとってベンチから出場できる3&D選手(3ポイントショットが打てて、ディフェンスができる)の補強は急務であり、いい人材を確保したいところだ。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

ブレイザーズは勝率5割前後をキープしており、なんとかプレイオフ戦線に残っている状態だ。しかしロースターには問題があり、インサイドの人材不足が否めない。センターのユスフ・ヌルキッチも、思ったほどの結果を出せていない。

ブレイザーズは大型トレードを行なうだけの人材は揃っているが(CJ・マッカラムが目玉となるだろう)、なんとしてでもスモール・フォワードとパワー・フォワードの穴を埋める必要がある。

原文:NBA trade deadline buyers and sellers: Will Thunder, Cavs make big moves?

翻訳:大西玲央

Sean Deveney

Sean Deveney is the national NBA writer for Sporting News and author of four books, including Facing Michael Jordan. He has been with Sporting News since his internship in 1997.