【NBAシーズンプレビュー】ナゲッツ、プレーオフに戻れるか?

Scott Rafferty

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2017-18シーズン成績

46勝36敗(ウェスタン・カンファレンス9位)

2018-19シーズン勝利数予想

47.5(ウェスタン・カンファレンス6位)

主な加入選手

マイケル・ポーターJr.(NBAドラフト2018全体14位指名)
アイザイア・トーマス(FA)

主な退団選手

ウィルソン・チャンドラー(トレード)
ケネス・ファリード(トレード)
ダレル・アーサー(トレード)

3つの注目ポイント

ジャマール・マレーはオールスターになれるのか

NBAドラフト2016の全体7位指名であるジャマール・マレーは、昨シーズン平均16.7得点、3.7リバウンド、3.4アシストを記録し、スター候補であることを証明した。

今シーズンさらなる飛躍が見せられるだろうか?

マレーにとって課題となっているのは3ポイントラインからのプルアップだ。もしこのシュートを安定して決めることができれば、ナゲッツがウェスタン・カンファレンスの強豪と渡り合うために必要な二番手のスコアラーになることができるはずだ。

ポール・ミルサップの攻守での活躍

ナゲッツは昨シーズン、ミルサップに大型の投資をしている。4度オールスターに選出されている夏のビッグターゲットのひとりであったミルサップを、3年9000万ドルで契約。最終年はチームオプションとした。

2017-18シーズン、ミルサップはまたもやオールラウンダーぶりを発揮したが、ケガの影響で38試合にか出場できずに終わった。彼がコート上にいるときのほうがナゲッツは攻守ともに良い数字を残していただけに、ミルサップが健康でいることがプレイオフチームとしての地位を確立できるかどうかに大きく関わりそうだ。

アイザイア・トーマスの貢献度

トーマスとの契約はナゲッツにとってローリスク・ハイリターンだ。

トーマスが平均28.9得点を記録し、MVP投票で5位にランクインしたのはほんの2シーズン前だ。その一方、昨シーズンはキャリア最低となる平均15.2得点、フィールドゴール成功率37.3%という成績に終わっている。

今年初めに腰を手術したトーマスがオールスターレベルに戻ることができるのであれば、リーグで最も生産性の低かったベンチ陣に活気をもたらすこととなるだろう。特にメイソン・プラムリーとトレイ・ライルズとの相性が重要となってくる。もしオールスターレベルになれなかったとしても、ナゲッツは1年契約しか結んでいないので、そこまでナゲッツにとって痛手とはならない。

注目の5試合

10月25日 対ロサンゼルス・レイカーズ

マレーとロンゾ・ボールが昨シーズン対戦したときに起こったことを覚えているだろうか? なぜかマレーはこのマッチアップを特別視しているようだ。

11月21日 対ミネソタ・ティンバーウルブズ

ニコラ・ヨキッチとカール・アンソニー・タウンズと言うリーグ屈指の若手ビッグマンをふたり見られるチャンスだ。さらウルブズとナゲッツの全ての対戦は、プレイオフに大きく影響する可能性がある。

1月15日 対ゴールデンステイト・ウォリアーズ

ナゲッツは昨シーズン、ウォリアーズとの対戦では4試合中2勝している。特にデンバーのホームで両チームが対戦する際には、高得点ゲームが期待できる。

4月10日 対ミネソタ・ティンバーウルブズ

またもやレギュラーシーズン最終戦でウルブズとナゲッツが対戦する。またもや素晴らしい試合が見られるだろうか? 昨シーズンはこの試合で、どちらがプレイオフに進出できるかが決まったのだ。

未定

これはもしマイケル・ポーターJr.がデビューした場合の枠だ。一時はNBAドラフト2018の全体1位指名候補でもあったポーターJr.は、もし健康になることができれば、屈指のルーキーになるポテンシャルを秘めている。

原文:2018-19 NBA Season Preview: What to expect from the Denver Nuggets
翻訳:Reo Onishi

Scott Rafferty

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.