NBAコミッショナー「ウォリアーズの"独り勝ち"は問題ではない」

Kirstie Chiappelli

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アダム・シルバーは、ひとつのチームがNBAで勝ち続けていることを問題視してはいない。

しかし、NBAコミッショナーである彼はラスベガスで行われた年に一度の会合で、イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスの戦力バランスをより均衡させる方法をリーグが検討していることを明らかにした。

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「私たちは、問題を抱えていると言うためにここに来たのではない」とシルバーはESPNを通じて語った。

「リーグの今の状態に満足している。でも、より良いシステムを作れると思っている。私たちは成功事例から学び、新しいことを試し、サラリーキャップなどがどう機能するかを予測し、エコノミストを抱えているが、チームや市場の動きを完璧に予測することはできない。ウォリアーズが独走状態にあることは、必ずしも悪いことだとは思っていない」。

「以前にも話した通り、私たちは全てのチームを均等にしようとはしていない。私たちが目指しているのは、機会の均等だ。システムに変更を加えることによって、より良い戦力バランス、そして機会の平等が実現できると考えている。議論に参加する人々は必ずしも、不満を口にしているわけではない。ただ優れたビジネスパーソンとして、どうしたら物事をより良くできるかを考えているんだ」。

ゴールデンステイト・ウォリアーズは今年、NBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに4戦全勝し、過去4年間で3度目のチャンピオンに輝いた。そして先日、ニューオーリンズ・ペリカンズからFAになっていたデマーカス・カズンズと契約し、さらに強いチームとなった。

レブロン・ジェームズが総額1億5400万ドルの4年契約でロサンゼルス・レイカーズに移籍したことは、イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスの戦力格差をさらに拡大させた。一方で、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)やジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)を筆頭に、新たなチャンピオンが誕生する可能性も作った。

しかし、ウォリアーズを追いかける競争の激化に、シルバーはまだ満足できない。多くの動きがウェスタン・カンファレンスで起こっているとしてもだ。

「断っておきたいのは、現行のシステムのもと、各チームにはクレイジーに(激しく)競って欲しいと思っている」とシルバーは言った。

「だからウォリアーズも、今のルールの範囲内で、さらに支配的なチームになるための全てを行うべきだ」。

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原文:Adam Silver: It’s not bad that Warriors are so good

翻訳:Muneharu Uchino

 

Kirstie Chiappelli