マーキーフ・モリスは、テレビでオクラホマシティ・サンダーの試合を見ているだけで、このチームの一員としてプレイすること、オクラホマシティでプレイすることの違いを感じられた。こうした雰囲気に加えて、サンダーのリーダーであるラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージ、そしてフロントオフィスからの誘いもあって、彼は2月20日(日本時間21日)にサンダーと契約。チームに合流し、今週末に行なわれるホームでのユタ・ジャズ戦、サクラメント・キングス戦に向けて準備を整えている。
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モリスは「チームの情熱、笑顔、それに仲間が良いプレイをしたときにチーム内が幸せな空気になるのを感じられる」と語った。
「そういう部分は選手にとってベストな環境の一つで、チームを選ぶ上でも、家族のような雰囲気、お互いのためにプレイできているかどうかも検討材料になる」。
カンザス大学出身のモリスは、大学時代からオクラホマシティでの試合は慣れていると話す。
「素晴らしい雰囲気だよね。毎回ここでプレイするたびに、やりにくい会場の一つと言っていたんだ。カンザス大学時代からここには何度も来ていた。大学時代だけでも20試合以上プレイしていると思う」。
双子の兄弟であるマーカス・モリス(ボストン・セルティックス)も同じカンザス大学出身で、モリスはコート内外でチームメイトと兄弟のような関係性を築く重要性を理解している。彼はサンダーのプレイを見て、2人のスーパースターが完全に上手く機能していることがわかると言う。
「彼ら2人の関係は本物。彼らにも伝えたことがあるけれど、このチーム、球団全体が家族のような雰囲気にある。彼ら2人は、攻守両面で何でもこなすし、ハードにプレイすることを誇りに思っている。PG(ジョージ)はこれまでと異なるレベルにあるし、ラスは何年も異次元の選手として活躍している。自分からしたら、PGは今季のシーズンMVPレースでトップ3の候補の一人だ」。
ジョージは、モリスについて「大歓迎だよ」とコメントしている。
「彼にプレイや、その他のことについて伝えたから、すぐに順応できる。彼はボーラーだし、プレイを熟知している。合流してすぐに楽な気持ちでやってもらいたかったし、ただ彼を歓迎したかったんだ」。
サンダーファミリーの一員となったからには、モリスは出場機会を自らの力で勝ち取らなければならない。それにより、チーム力も上がる。NBAキャリア8年目のモリスは、多岐に渡る分野で優れたパワーフォワードとして高く評価されている。2013-14シーズンから2018-19シーズンまでには平均11.5〜15.3得点を記録し、フィールドゴール成功率45.0%、3ポイントショット成功率33.8%、フリースロー成功率77.9%、そして5.6リバウンド、1.7アシストというスタッツを残している。
モリスは知性に優れ、フィジカルも強く、クイックネスとタフネスさも併せ持ち、自分より体格な小柄なボールハンドラーへの対応も可能で、ガードへのスウィッチ、ポストプレイもこなせる。
モリスは「チームがレベルアップするためなら、何でもこなす。何でもできるよ。ピック・アンド・ロールも、スウィッチも、チームのためなら何でもやる」と話した。
先日までワシントン・ウィザーズでプレイしていたモリスは、サンダーの前ヘッドコーチだったスコット・ブルックスHCの指導を受けていたため、サンダーが守備で使う用語の意味を部分的に理解できている。首の負傷により昨年末からプレイしていないが、2週間前に医師からプレイ再開の許可が下り、オールスターブレイク中にはマーカスと1対1の練習もこなした。
チームでのリズムを掴むには時間がかかるだろう。しかし、ウェストブルック、ジョージ、デニス・シュルーダーらのように競技者としてのメンタリティを持ち合わせているため、すぐにフィットするはずだ。これまでにプレイオフで19試合に出場した経験があるモリスは、スモールボールラインナップ時にはセンターとしても起用できる。
ジョージは「キーフ(モリスの愛称)は歴戦の勇者で、プレイオフを知っている選手」と、モリスを称えた。
「タフな選手だし、プレイオフが近い時期に来てくれた。自分たちの仕事は、彼が楽にプレイできるようにすること。チームのオフェンス、ディフェンスに慣れてもらうようにすること。彼の力が必要になる。プレイオフで活躍できる選手だからね」。
モリスがいつまでサンダーに所属するかはわからない。だが彼は、オファーを提示された複数の強豪の中からサンダーを選んだ。
「究極の目標である優勝を実現させるため、チームをプッシュするためにここへ来た。準備はできているよ。ここにいられて興奮している。チームの選手は以前から知っている顔ばかりだし、準備はできている」。
原文:Morris Ready to Contribute to a Winning Culture by Nick Gallo/Thunder.com(抄訳)
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