新たにロサンゼルス・レイカーズに加わったデニス・シュルーダーは昨季、1試合平均18.9得点とベンチプレイヤーで最多の数字を残した。平均18.6得点と僅差で続いたのが、シックスマン賞の投票でシュルーダーを上回った唯一の選手だ。新たにレイカーズでピック&ロールのパートナーとなる、モントレズ・ハレルである。
レイカーズは11月22日(日本時間23日)、26歳のハレルの獲得を発表した。バスケットボール運営部バイスプレジデント兼ヘッドコーチのフランク・ボーゲルからの連絡を受けたハレルは、「全般的にはあっという間のことだった」と話している。
「ひとつのチームが自分を望んでくれた。本当に高く自分を評価してくれたチームだ。光栄だし、感謝している。ここにいられるのは恵まれているよ」。
先週、シュルーダーのトレードについて話した際に、ロブ・ペリンカはアグレッシブであることの大切さに言及した。ペリンカは「アグレッシブであり続けなければいけない。自己満足してしまうのが、優勝の危険なんだ。我々はそうなることを許さない」と話している。
ハレルの辞書に、自己満足という言葉はない。ハレルは「クリッパーズではスニーカーを履くたびに全力を尽くしてきた」と述べた。
「レイカーズに来た今もそれは同じだ。それが僕の仕事だからね。昨年優勝できたほどの素晴らしいタレントたちがいる、強いチームの一員になれたのはありがたい。同じ場所に戻る貢献ができるよう、全力を尽くすよ。僕は去年おらず、彼らは優勝した。だから、連覇に貢献するために、自分にできることを何でもする」。
無制限フリーエージェントだったハレルは、レイカーズを選んだ理由を問われると、「それが自分にとって正しい決断と感じたからだ」と答えた。
「家族と話した上で、自分たちが行きたいと決めた場所がここだった。シンプルなことさ。自分を望んでくれたチームに行き、引きつけられるような選手たちのグループと一緒になり、早くケミストリーを築いて、同じことを再現しようと目指す。昨季の優勝という、彼らが得た気持ちを感じたい」。
先週、我々はレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスが相手にいかに重圧をかけ、いかにチームのバスケットを守っているかの動画を作った。運動能力のあるビッグマンのハレルが、ジェームズとデイビスが作るすべてをいかに生かせるか、想像するのは難しくない。
自分のプレイスタイルがいかにジェームズやデイビスとフィットするか問われ、ハレルは「そんなに難しいことじゃない」と話した。
「ペリメーターでリーグのスーパースターである2人とプレイするんだ。彼らのことは記録が、彼らの名前が物語っている。あれだけの選手たちがコートにいれば、慣れるのにそれほど時間がかかるとは思わない。特にひとつのスタイルでプレイしなければいけないとは思っていないよ。基本的に、試合に勝つために必要なことを何でもしたい。本当に大切なのはそれだ」。
フランク・ボーゲル・ヘッドコーチは、ピック&ロールでジェームズやシュルーダーの危険なパートナーになる選手としてハレルを組み込むことができる。ハレルはNBAにおいてピック&ロールでのスコアラーとして相手に大きなダメージを与えてきた。
フィットの仕方やローテーションにかかわらず、レイカーズは勝利に強く飢え、チームのメンタリティーにぴったりと合う競技者を手に入れたと分かっている。
ハレルは「どんな役割でも担う」と締めくくった。
「勝つために必要なことなら、何でもね」。
原文:Montrezl Harrell: Why He Joined the Lakers by Mike Trudell/Lakers.com(抄訳)