2月24日(日本時間25日)にキャピタルワン・アリーナで行なわれたミルウォーキー・バックス対ワシントン・ウィザーズの一戦は、オーバータイムの末にバックスが137-134で競り勝った。ウィザーズの八村塁は12得点を記録している。
前日のシカゴ・ブルズ戦の黒星が、バックスのプレイオフ進出決定を確定させるかたちとなったウィザーズ。八村にとっては、ヤニス・アデトクンボとの初対決となった。
第1クォーターに無得点、前半を終えて4得点だった八村は、第3Qに2得点、第4Qでフリースローを含む3得点と、48分間を終えて9得点。オーバータイムには一時逆転となる3ポイントショットを沈めている。
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— Washington Wizards (@WashWizards) February 25, 2020
八村は最終的に46分06秒のプレイでフィールドゴール12本中4本成功、3P2本中1本成功、フリースロー4本中3本成功の12得点。4リバウンド、2アシスト、1スティール、1ターンオーバー、1パーソナルファウルを記録した。出場時間帯のチームの得失点差を示すプラスマイナスは、プラスマイナスゼロだった。
試合はウィザーズが第4Qにビールの22得点など41得点をあげ、残り1分33秒にアデトクンボがファウルアウトしたバックスを猛追してオーバータイムに持ち込む。
残り30.2秒にミドルトンの3Pで132-135とされたウィザーズは、ビールの2本のFTで1点差とするが、残り7.8秒にミドルトンのFT2本で134-137と再び3点差にされる。最後はトロイ・ブラウンJr.の3Pがリングに嫌われ、万事休すとなった。
3連敗となったウィザーズ(20勝35敗)は、ビールが55得点でブルズ戦の53得点に続く2試合連続50得点超。自己最多を更新した。また、シャバズ・ネイピアーが今季自己最多の27得点を記録している。
試合後、八村は「今のNBAで一番強いチーム」との対戦だけに、気合満点で「良い戦いはできたんじゃないか」とコメント。アデトクンボとの対戦にも「ベストプレイヤーということで、僕も気合を入れて、力強くフィジカルで頑張ってできたんじゃないか」と、一定の手ごたえをうかがわせた。
アデトクンボの最もすごかったところを問われると、八村は「あのサイズであの速さというのは大きかった」と返答。「最後のところはコミュニケーションミスでやられてしまうところがあったので、直していかなければいけない」と課題を口にしている。
また、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「前半、オフェンスが不調だったが、今日は今季のベストゲームのひとつだったと思う。ディフェンスですごいインパクトをもたらした。これも成長の証」と八村を称賛した。
「多くの若手選手は得点しないと活躍していないと感じるかもしれない。みんな得点に意識を置きがちだが、スコアラーとしてだけでなく、塁は今日、ディフェンスで貢献した」。
ウィザーズ、オーバータイムでバックスに敗れる。ブラッドリー ビール選手は自己最多55得点。八村塁選手は自己最多46分6秒の出場で12得点、4リバウンド #repthedistrict pic.twitter.com/pyr3EorSKV
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一方、3連勝のバックス(48勝8敗)は、ミドルトンが40得点、アデトクンボが22得点、14リバウンド、エリック・ブレッドソーが23得点、10アシストを記録している。