ヤニス・アデトクンボが3P4本成功の39得点、バックスがサンダーに快勝して5連勝

YOKO B

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3月8日(日本時間9日)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで行われたミルウォーキー・バックス対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、ヤニス・アデトクンボが39得点の活躍を見せ、142-115でバックスが快勝した。

連勝を5に伸ばしたバックスはこの連勝中、1試合平均のフィールドゴール成功率が49%で、平均128得点をあげている。

バックスのマイク・ブーデンホルザー・ヘッドコーチは試合後「選手たちにはとにかくこの調子でプレイしてもらいたい」と話した。

「彼らの調子を台無しにしたくないから、私は彼らの邪魔にならないようにするよ」。

試合は第1クォーター途中からバックスのペースで進んだ。第1Q残り5秒、サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーに28フィートのショットを決められ、第1Qだけで13得点の活躍をされたが、第2Qに入ってもバックスの勢いが衰えることはなかった。

第2Q終了間際には、今度はアデトクンボが30フィートの距離からブザービーターを決め、バックスが76-65と11点リードで前半を折り返した。

バックスは後半早々から9-2のランを展開すると、二桁リードを維持したまま第3Qを終了した。迎えた第4Q、最初の2分間でアデトクンボが7得点を記録し、35得点目となる3Pを沈めてリードを19点に拡大。サンダーの追い上げをまったく許すことなく快勝した。

アデトクンボは第2Qに決めたブザービーターについて「ディープショットは試合で何本も放ったことがある」と話している。

「今日はたまたまそれが決まった日だった。ずっと練習してきているショットだから決まって気分が良かったよ」。

アデトクンボはFG19本中13本成功、3ポイントショット4本中4本、フリースロー13本中9本成功で30得点、7リバウンド、7アシスト、3スティールを記録。ブーデンホルザーHCは、アデトクンボが無理することなく相手を圧倒し続けていることがチームにとって大きいと話す。

「もし相手チームが彼に複数のディフェンスを付けてパスさせたいんだったら、彼は喜んでそうするだろうね、問題なく対応できるよ」。

「それに、ほかの選手たちがとにかく当たっていた」。

バックスは、クリス・ミドルトンが25得点、9アシスト、ボビー・ポーティスが18得点、14リバウンドをマーク。また、第1Qにベンチから登場した際に会場のファンから温かく迎えられていた元サンダーのサージ・イバカは14得点、7リバウンドを記録している。

一方、これで3連敗となったサンダーは、ギルジャス・アレクサンダーがFG18本中11本成功、3P3本中3本成功、FT12本中8本成功で33得点、自己最多となる14アシストに加え、8リバウンド、3スティール、1ブロックを記録。オールスターブレイク以降の7試合で、30得点以上を獲得したのは6試合目だ。

ブーデンホルザーHCはギルジャス・アレクサンダーについて「素晴らしい選手だ」と話している。

「ロッカールームで試合後にみんなその話をしていたんだ。彼はすごい選手だよ。ボールを持つ時間がとても多いのに、それでも彼は正しいプレイをする」。

サンダーはそのほかに、ルーキーのリンディー・ウォーターズ3世が自己最多の16得点、3リバウンド、アレクセイ・ポクシェフスキーが13得点、7リバウンド、4アシスト、アイザイア・ロビーが12得点を記録している。

オールスターブレイク以降の7試合のうち5試合で相手チームに120点以上を許しているチームの状況について、サンダーのマーク・デイグノートHCは「我々にはもっとできるはずだ」と述べた。

「しかし、我々がそのレベルを維持するためには、よりシャープな実行力、さらなる努力、よりいっそうの一体感や競争力が必要となるだろうね」。

バックス戦に7選手が欠場したサンダーは、そのうち、ルーゲンツ・ドート、マイク・マスカーラ、タイ・ジェロームの3選手がそれぞれ手術を受けたことを試合前に発表していた。

発表によると、ドートは左肩関節唇損傷の手術を受けて今季の残り試合を欠場。マスカーラは右足首の手術を受け、同じく今季の残り試合を欠場し、ジェロームはスポーツヘルニアの手術を受けており、約8週間で復帰する見込みとされている。

ボックススコア

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。