10月24日(日本時間25日)にトヨタ・センターで行なわれたミルウォーキー・バックス対ヒューストン・ロケッツの一戦は、昨季のMVPヤニス・アデトクンボが30得点、13リバウンド、11アシストとトリプルダブルを達成したバックスが、117-111で勝利した。
前半を16点ビハインドで終えたバックスは、第3クォーターに28-21と反撃すると、第4Q開始から13-3と勢いに乗って逆転。この日初めてリードを奪うと、残り5分半までに6点差をつける。
残り5分18秒にアデトクンボがファウルアウトすると、一度は1点差まで詰め寄られたバックスだが、クリス・ミドルトンの3ポイントショットやブルック・ロペスのフェイダウェイ、アーサン・イリヤソバがジャンプショットなどで逃げ切りに成功した。
開幕戦を白星で飾ったバックス(1勝0敗)は、アデトクンボのほかにウェスリー・マシューズが14得点、イリヤソバが13得点、11リバウンドを記録。スターターの5人を含む7選手が二桁得点をマークしている。
エースの退場後もしのいだバックスは、マシューズが「このチームはみんなが競技者、ファイターなんだ」とコメント。アデトクンボは「素晴らしい仕事をしてくれたね」と称賛した。
「ボールが動いていたし、ショットも決まっていた」。
【動画】開幕戦でトリプルダブル ヤニス・アデトクンボ ハイライト
一方、初戦で敗れたロケッツ(0勝1敗)は、2017年のMVPラッセル・ウェストブルックが24得点、16リバウンド、7アシスト、2018年のMVPハーデンが19得点、7リバウンド、14アシストを記録。だが、ハーデンはフィールドゴール13本中2本成功、3ポイントショット8本中1本成功に終わっている。得点の大半が、14本すべてを成功させたFTによるものだった。
そのほか、ロケッツはPJ・タッカーが17得点、クリント・カペラが13得点、12リバウンドを記録している。
ロケッツのマイク・ダントーニHCは「彼らは大丈夫だ」と述べた。
「悲しいことだが、ことしは82試合すべてに勝てるわけじゃない。これで我々に残されたチャンスは81勝することになった」。
ハーデンも「まだ1試合目だ。僕らは落ち込みすぎたりしない。勝ったとしても、浮かれすぎることはない」と、先が長いと強調している。