代行HCとしてウォリアーズを指揮するマイク・ブラウン、将来的なHC復帰も視野に入れつつ「今の役割を楽しめている」

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スティーブ・カー・ヘッドコーチの体調が悪化し、代行HCとしてゴールデンステイト・ウォリアーズをNBAファイナルに導いたマイク・ブラウンの脳裏には、再びフルタイムのHCに就くことが浮かんだ。しかし、ブラウンから焦りは一切感じられない。

ブラウンは、5月26日(日本時間27日)にリポーターに対し、かつてクリーブランド・キャバリアーズ(2回)、そしてロサンゼルス・レイカーズで指揮を執ったように、将来的にはHC職に就きたい意向を示唆した。

ブラウンは、『San Francisco Chronicle』に「このリーグでコーチをしている人間ならば、(HCとしての)経験の有無にかかわらず、その機会を欲するものだ」と話している。

「しかし、今の私には考える必要がない。そうなればそうなったで嬉しいが、私には辛抱強さが備わっていると感じている。仮にそうなったら嬉しい。でも、もしそれが上手くいかなくても、私は今の役割を楽しめているよ」。

ブラウンは、これまでに他チームからのHC就任のオファーを断り、カーHCのスタッフに留まったケースがあったかを問われると、簡潔に「Yes」と答えた。

ポートランド・トレイルブレイザーズとのNBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第3戦から代行HCとして指揮を執っているブラウンは、その後、ファイナル進出までウォリアーズを10連勝に導いた。カーHCはベンチで指揮を執れるまでに回復していないものの、ハーフタイム中にロッカールームで指示を送るなど、チームに深く関与している。

だがそれでも、2009年に最優秀コーチ賞を受賞したブラウンの実績は特筆に値する。キャブズで2度目の指揮を執った2013-14シーズン(33勝49敗)こそプレイオフ進出を逃したが、HCとしてチームを率いた7年の経験中、6年はチームをプレイオフに導き、最低でもファーストラウンドを勝ち上がっている。

HCとしてレギュラーシーズンでの勝率61.6%を誇るブラウンの下には、数年内に再び指揮官就任のオファーが舞い込むだろう。そのとき再びそれを断ってウォリアーズに残るかどうかは、本人の気持ち次第ということなのだろう。

原文:NBA playoffs: Warriors' Mike Brown would like to be a (non-interim) head coach again by Marc Lancaster/Sporting News(抄訳)


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