ネッツ勝利で6位フィニッシュ、ヒートは引退のドウェイン・ウェイドがトリプルダブルで有終の美

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4月10日(日本時間11日)にバークレイズ・センターで行なわれたマイアミ・ヒート対ブルックリン・ネッツの一戦は、ディアンジェロ・ラッセルが21得点、7リバウンドを記録し、ネッツが113-94で勝利した。現役最終戦となったヒートのドウェイン・ウェイドは、25得点、11リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成している。

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16年目のラストシーズン最終戦を迎えた優勝3回のウェイド。前日の30得点を記録したマイアミでのホーム最終戦で今季最長となる35分間をプレイしており、エリック・スポールストラ・ヘッドコーチはこの日のレギュラーシーズン最終戦ではそれほどプレイさせることはないかもしれない、と話していた。

だが、試合前のウォームアップに現れたときから、ウェイドには大きな声援が送られる。試合が始まり、親友のレブロン・ジェームズやクリス・ポール、カーメロ・アンソニーがコートサイドで応援する中、ウェイドがベンチに座っていると、ポールやアンソニーにうながされた観客からは「We want Wade!!」のチャントも沸き起こった。

スポールストラHCは「ポールやアンソニーが観客にドウェインを出させようとしたのは良かったね」と述べている。

「試合の1時間前にトレーニングテーブルに座る彼を見たときは、まったくやれそうな感じじゃなかったんだ。だが、彼はそこから違う状態になった」。

ウェイドは最終的に今季自己最長を更新する36分間プレイし、キャリア5度目(今季自身初)となるトリプルダブルを達成した。輝く金のジャケットとスニーカーを纏ったウェイドは、「コービー(ブライアント)がやったから、(引退する選手は)60得点しなきゃいけないとみんな感じている」と述べた。

「だから、僕がハードルを戻して、『トリプルダブルにしようぜ』と言えたことを願っているよ。そっちのほうが簡単だ」。

ラッセルは「最後にトリプルダブルだ。ちゃんと伝えてよ。彼は、トリプルダブルを達成したんだ」と、ウェイドに賛辞を寄せている。

「彼は僕たちの多くに道を開いてくれた選手だ。あれほど長くヒートという球団に在籍した。彼はミスター・マイアミだ」。

イースタン・カンファレンスの10位でシーズンを終えたヒートは、プレイオフに進めなかった。だが、ウェイドは「今季には満足している」と話した。

「球団やチームにとっては残念なことに、僕らはプレイオフに進めるだけの勝利を得ることができなかった。でも、今季に自分が望んだことについては、達成できたと言えてうれしいよ」。

今季は試合後に各選手とユニフォームを交換してきたウェイドだが、唯一それができていなかったのがアンソニーだ。そのアンソニーにユニフォームを渡したウェイドは、「今年は彼と対戦し、ユニフォームを交換する機会がなかった」と述べている。

「今季を通じて足りなかったのはそれだ。だから、彼がここに来られるようにみんなが尽力し、彼に僕のユニフォームを渡す機会を与えてくれたんだ」。

勝利したネッツは、12月に8勝18敗だったが、そこから34勝22敗を記録。44勝38敗だった2013-14シーズン以来となる勝ち越しで、イーストの6位でレギュラーシーズンを終えた。2015年以来となるポストシーズンでは、プレイオフ1回戦でフィラデルフィア・76ersと対戦する。

ケニー・アトキンソン・ヘッドコーチは「特別な夜だ」と喜んだ。

「ここまではとても素晴らしいシーズンだね」。

なお、ネッツ(42勝40敗)はラッセルのほか、シャバズ・ネイピアーが20得点を記録。一方、ヒート(39勝43敗)はダンカン・ロビンソンが15得点、ユドニス・ハズレムが12得点、11リバウンドをマークしている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ