10月31日(日本時間11月1日)にステイトファーム・アリーナで行なわれたマイアミ・ヒート対アトランタ・ホークスの一戦は、新人ケンドリック・ナンが自己最多の28得点を記録し、ヒートが106-97で勝利した。
一時18点のリードを手にしながら、終盤にホークスの反撃を許したヒートは、第4クォーター途中に6点差まで詰め寄られる。だが、マイヤーズ・レナードの2本の3ポイントショットやナンのレイアップで102-88と再びリードを広げて逃げ切った。
2日前に続くホークス戦連勝のヒート(4勝1敗)は、ナン同様に新人のタイラー・ヒーローが17得点を記録。レナードは16得点、ジミー・バトラーは5得点ながら、9リバウンド、11アシスト、6スティール、3ブロックを記録している。
メンフィス・グリズリーズとの開幕戦で24得点をあげたナンは、開幕5試合のうち3試合で24得点以上をマーク。5試合で合計112得点を記録した。ドラフト外でNBA入りした新人選手としては、1969-70シーズンのコニー・ホーキンス(フェニックス・サンズ)がマークした105得点を上回り、歴代最多の数字だ。
ナンは「ちょっと現実じゃないみたいだ」と話した。
「僕に必要なのは機会だけだった」。
ホークスの新人キャム・レディッシュは「彼はシュートを打てる」と、ナンを称賛している。
「僕は彼のことをすごくリスペクトしているよ」。
一方で、ナンは「スター選手があんなセルフィッシュじゃないプレイをするなんてすごい」と、バトラーを称賛する。そのバトラーは「50得点以上をマークするためにここにいるわけじゃない。チームが勝てば僕はそれでいいんだ」と述べた。
右足首の負傷でトレイ・ヤングが欠場したホークス(2勝3敗)は、ジャバリ・パーカーが23得点、ディアンドレ・ベンブリーが18得点、10リバウンド、8アシストを記録している。
ベンチスタートながら25分間のプレイで23得点、8リバウンドをマークしたパーカーについて、ロイド・ピアース・ヘッドコーチは「シックスマン賞の候補になるチャンスがあるかもしれない。我々は彼をそういう風に使っていく」と述べた。