ダラス・マーベリックスは7月23日(日本時間24日)、ダーク・ノビツキーと再契約したことを発表した。契約内容は公表されていない。
これにより、ノビツキーはマブスで21シーズン目を迎えることになる。同一球団における在籍年数の最長記録更新だ。NBAではこれまでコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の20年在籍が最長だった。
ノビツキーは初のシーズン60勝(2002-03シーズン)、ファイナル初進出(2006年)、最多記録の67勝(2006-07シーズン)、マイアミ・ヒートを下しての初優勝(2011年)など、マーベリックスが収めてきた大きな成功の多くに貢献してきた。
オールスター選出13回のノビツキーは、2000年から12年連続でオールNBAチームに選ばれ、2006-07シーズンや2011年ファイナルのMVPに輝いた。ウェスタン・カンファレンス月間最優秀選手に6回、週間最優秀選手に16回選出。2014年にマジック・ジョンソン賞、2017年にトワイマン・ストークス・チームメイト賞を受賞している。
通算1471試合出場(先発1440試合)で1試合平均34.4分間プレイし、21.2得点、7.7リバウンド、2.5アシストをマーク。得点、リバウンド、フィールドゴール、3ポイントショット、フリースロー、ブロック、出場試合、先発出場試合、出場時間と、多くのカテゴリーで球団最多記録を持つ。
ポストシーズンは通算145試合に出場(すべて先発)し、1試合平均40.6分間のプレイで25.3得点、10.0リバウンド、2.5アシストをマーク。チームをカンファレンス・ファイナルに3回、NBAファイナルに2回導き、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、スティール、FG、FT、出場試合などの球団最多記録保持者だ。
2017年3月17日(同18日)には、NBA史上6人目、アメリカ人選手以外では初の通算3万得点を達成。現在は3万1187得点と、歴代5位のウィルト・チェンバレン(3万1419得点)の記録に232得点と迫っている。また、リバウンドは史上27位、FGは8位、3Pは11位、FTは6位、出場試合で5位、出場時間で3位。
欧州生まれの選手として初めてオールNBAファーストチームに選出され(2004-05シーズン)、オールスターで先発し(2007年)、MVPを受賞(2006-07シーズン)するなど、ノビツキーは欧州の選手たちにとってのパイオニアとしても活躍した。
1998年のNBAドラフトで全体9位指名されたノビツキーは、同日にミルウォーキー・バックスとのトレードでマーベリックスに加入。2001年の再契約、2006年の契約延長、2010年、2014年、2016年、2017年と再契約を繰り返してきた。
原文: Mavericks sign forward Dirk Nowitzki for NBA-record 21st season with same franchise by Mavs.com