ダラス・マーベリックスのレジェンドで、テキサス・レジェンズのアシスタントGMを務めるジェイソン・テリーが、母校に戻ることになった。アリゾナ大学が5月28日(日本時間29日)、NBAで19年のキャリアを誇るテリーが、シーン・ミラー・ヘッドコーチ率いる男子バスケットボールチームのアシスタントコーチに就任すると発表したのだ。
マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバンは「ジェット(テリーの愛称)は素晴らしいコーチになる」と話した。
「彼は若手との関係構築を知っている。忍耐強く、理解がある。すべてを備えているんだ。彼のことにとてもワクワクしているよ。長い指導キャリアの始まりに過ぎない」。
アリゾナ大で1995年から1999年までプレイし、殿堂入りコーチのルート・オルソンの下で129試合に出場したテリーは、1997年にNCAAトーナメントを制している。歴代18位となる通算1461得点を記録。最終学年で平均21.9得点、5.5アシスト、3.3リバウンド、2.8スティールをマークした。
1999年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスに全体10位で指名されたテリーは、1年目に平均8.1得点、4.3アシストを記録し、オールルーキー・セカンドチームに選出。2004年にマーベリックスにトレードされ、2012年まで在籍した。2011年にNBAで優勝している。
引退までの14シーズンは、13シーズンで所属チームのプレイオフ進出に貢献。3ポイントショット成功2282本はNBA歴代7位。通算出場1410試合は歴代9位だ。
2019年9月に、マーベリックスのGリーグチーム、レジェンズのアシスタントGMに就任していた。
テリーは「我々の歴史が始まった、素晴らしいコミュニティーの一員に再びなれることに、自分も家族も興奮している」と話している。
「教育や卓越したバスケットボール、コミュニティーのリーダーシップへの情熱を持つミラーHCやスタッフとともに、学生アスリートを指導できるのを楽しみにしている」。
原文:MARK CUBAN: ‘JET IS GOING TO BE AMAZING AS A COACH’ AT ARIZONA by TAMARA JOLEE/Mavs.com(抄訳)