マイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス・ファイナルでボストン・セルティックスが2連敗スタートしたことを、マーカス・スマートがどのように受け止めているかは明白だ。
9月17日(日本時間18日)、アドベントヘルス・アリーナでのヒートとの第2戦で101-106と敗れた試合後、セルティックスのロッカールームから声が聞こえる範囲にいた者なら誰でも、激しいやり取りの中でスマートの怒鳴り声が明確に聞こえたのを耳にしている。
Marcus Smart is screaming in the #Celtics locker room and there is a bunch of arguing going on. Smart comes out say “y’all on that bullshit!” Team is imploding. Smart is in bathroom and there is still screaming coming from locker room.
— gary washburn (@GwashburnGlobe) September 18, 2020
スマートはロッカールームを出て、近くのトイレに向かってからも止まらなかった。建物を出る際にメディアとは話していない。起きたことに関する質問に応じたのは、ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチとチームメイトのジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカーだった。
ウォーカーは、何も知らないと答えている。テイタムは、何があってもたいしたことじゃないとした。
テイタムは「誰が言ったのかは知らない」と話している。
「僕たちは苛立っている。でも、それがチームスポーツだ。0勝2敗でうれしい人なんているはずがない。何もないさ。試合について話しただけだよ。クールじゃないか。次の試合に準備しないと」。
スティーブンズHCは「ハードな試合、つらい負けの後で、選手たちは感情的だった」と述べている。
しかし、ブラウンは、試合後のロッカールームにおける感情のぶつけ合いが激しかったと認めている。
ブラウンは「最終的には感情がほとばしった」と話した。
「もちろん、僕らはこの試合で勝利を望んだけど、勝てなかった。でも、シリーズはまだまだ終わっていない。第3戦に向けて準備しないと。そういうものだ。家族の中でも浮き沈みがあるだろう。ケンカしたり、感情的になったりね。だけど、それこそが僕らだ。ファミリーなんだよ。僕たちはお互いに責任があり、次の試合でうまくやるために必要なことをやらなければいけない」。
起きたことは必要だったか問われると、ブラウンはヒートの良さを認めて「そうだと思う」と述べた。
「多くの人が情熱的で感情的だ。僕もそのひとりだ。だから、僕はそう認識している。ただ、感情や情熱でしかないと思っているよ。メディアがどう見ようが、情熱が表に出ただけだ。次の試合で同じ情熱を48分間にわたって出さなければいけない。それだけだ」。
原文:Marcus Smart unloads on Celtics teammates in emotional tirade by Sekou Smith/NBA.com(抄訳)