マルコム・ブログドンがJ・ウォルター・ケネディ市民賞を受賞

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12月3日(日本時間4日)、インディアナ・ペイサーズのマルコム・ブログドンが、2019-20シーズンのJ・ウォルター・ケネディ市民賞を受賞した。

NBAの歴代2人目となるコミッショナーの名がついた同賞は、プロバスケットボールライター協会(PBWA)により選出され、目立った活動でコミュニティに貢献した選手、コーチ、アスレティックトレーナーに贈られる。

以下、公式リリースより抄訳。

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2019-20シーズンのJ・ウォルター・ケネディ市民賞候補は、ブログドンを含めて5名でした。その他はミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデー(昨季はニューオーリンズ・ペリカンズでプレイ)、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブ、ミネソタ・ティンバーウルブズのジョシュ・オコーギー、アトランタ・ホークスのロイド・ピアース・ヘッドコーチです。

ファイナリストは、NBA各チームが提出した候補者からPBWAの委員会が選出しました。受賞者は、新聞、雑誌、オンラインニュース媒体で定期的にNBAをカバーしている200名以上のライター、エディターで構成されるPBWA全体の投票によって決まりました。

PBWA会長を務める『The Athletic』のジョシュ・ロビンズ記者は、「良い変化を作ろうというマルコム・ブログドンの献身ぶりは周囲を奮い立たせました」と話しました。

「PBWAのメンバーは、ブログドンやファイナリスト、候補者たちの模範的な仕事ぶりに敬意を表し、表彰いたします」。

NBAで4年のキャリアを持つブログドンは、教育や、ジェンダーと健康の平等に対する貢献、刑事司法や選挙の改革のための支援を表彰されました。ブログドンは7月、「Hoops4Humanity」、「JHA Education Project」の2つに主に取り組む「ブログドン・ファミリー財団」を発足させています。

ブログドンやNBAとWNBAの複数選手がけん引する「Hoops4Humanity」は、アフリカの家庭や子どもたちのために、清潔な水や教育へのアクセスを作ることを目指しています。2018年にブログドンが設立し、タンザニアにおける井戸設立のために18か月で約70万ドル(約7300万円)を集めた取り組み「Hoops2O」に基づいています。

「JHA Education Project」は、ブログドンの母方の祖父であり、かつての公民権運動のリーダーで、サービスが行き届かない地域の学生のための識字習得、人材育成、インフラ整備に取り組んだポール・クイン大学元総長ジョン・ハースト・アダムズのレガシー(遺産)をたたえるものです。

ブログドンのリーダーシップによって、「JHA Education Project」は、インディアナポリス・パブリック・スクールズと連携し、学生に影響力の大きな教育機会を供給してきました。教育に熱心に取り組むブログドンは、「Tuesday Talks」シリーズで、困難を乗り越えて目標を達成することについて、危険にさらされている黒人の子どもたちとの議論を先導しています。

「ブログドン・ファミリー財団」発足前、ジョージ・フロイドさんが亡くなって間もない5月、ブログドンは地元アトランタで平和的抗議活動に参加しました。『USA Today』のコラムで、ブログドンはその時の経験を伝え、体系的人種差別と闘い、社会正義を促進するための解決策を提案しています。

2019年7月にバックスとのトレードでペイサーズ入りした27歳のブログドンは、昨季の54試合に出場し、1試合平均16.5得点、7.1アシスト、4.9リバウンドを記録しました。2016年のNBAドラフトで全体36位指名されたブログドンは、最初の3シーズンをバックスで過ごしました。

ブログドンは2016-17シーズンの新人王を受賞しました。ドラフト1巡目指名外ながら同賞を受賞したのは、1966年以降で初となります。2018-19シーズンにはNBAで8人目となるフィールドゴール成功率50%超&3ポイントショット成功率40%超&フリースロー成功率90%超を達成しました。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ