元アリゾナ大ヘッドコーチ、ルート・オルソン氏が死去

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殿堂入りしている元アリゾナ大学ヘッドコーチのルート・オルソン氏が亡くなった。遺族が発表している。85歳だった。『AP』が報じている。以下、AP記事抄訳。

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オルソンは24シーズンにわたってアリゾナ大を指揮し、ファン層を活性化させ、1983年に就任するまで79年間でNCAAトーナメントに3度しか出場していなかった同大のプログラムを変えていった。

オルソンは2シーズン目に初めてワイルドキャッツ(アリゾナ大)をNCAAトーナメントに導き、それから25年連続出場を達成した。これはNCAAの歴史で3位の長さだったが、1999年と2008年の出場はNCAAに無効とされている。

1997年、オルソンはマイク・ビビー、ジェイソン・テリー、マイルズ・サイモンがけん引したワイルドキャッツで優勝を果たした。オルソンが率いたアリゾナ大は、ファイナルフォー進出4回。2001年には決勝でデューク大学に敗れたが準優勝している。

アリゾナ大の記録となる589勝をマークしたオルソンは、パシフィック10カンファレンスを11回制し、カンファレンス最優秀ヘッドコーチ選出7回。20シーズン連続で20勝以上を記録した。29シーズンで20勝以上をあげた、NCAAの歴史で5人のヘッドコーチのひとりだ。

オルソンの327勝はパシフィック10カンファレンス、パシフィック12カンファレンスの歴史で最多。2002年にオルソンはネイスミス・ホール・オブ・フェイム(殿堂)入りしている。

アリゾナ大出身のNBA選手、リチャード・ジェファーソンは「殿堂入りして、それでも過小評価されている人は珍しい」とツイートした。

「リーダー、家庭を重んじる人、祖父、コーチ、そしてメンターとして、あなたはあなたにふさわしい評価をずっと得ていないと自分は感じる。コーチO、愛しています」。

指導者キャリアの終盤に健康問題を抱えたオルソンは、2008年に引退した。
(中略)

オルソンはディビジョン1での34年で通算780勝280敗を記録した。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ