10月5日(日本時間6日)にインドのムンバイにあるNSCIドームで行なわれたインディアナ・ペイサーズ対サクラメント・キングスのNBAインディアゲームズ2019で、2019-20シーズンで試用されるチャレンジ制度が行使された。『AP』が詳細を伝えた。
土曜の一戦で、NBA史上初のチャレンジ制度が行使された。
チャレンジ制度を行使して判定を改めさせた初めてのコーチは、キングスのルーク・ウォルトンHCだった。ウォルトンHCは、第3クォーターにアウト・オブ・バウンズの判定に対してチャレンジ制度を使い、映像判定による検証を要求。その結果、ウォルトンHCの主張が正しかったことがわかり、キングスがポゼッションを維持できた。その1分後には、ペイサーズのネイト・マクミランHCも、マイルズ・ターナーへのゴールテンディングに対してチャレンジし、こちらも映像判定の結果、キングスに2点を与えるのではなく、ミッドコートでのジャンプボールでプレイが再開されることとなった。
この結果、NBA史上初めてチャレンジ制度が行使された地名はムンバイ、というトリビアが誕生。インド国内でNBAの試合が開催されたのは初で、4日(同5日)にも同会場で行なわれたNBAインディアゲームズ2019は、ペイサーズが2試合ともに勝利し幕を閉じた。
チャレンジ権は、限られた状況で、タイムアウトが残っている場合、HCがインスタントリプレイを要求できるルール。仮にチャレンジ失敗となっても、もしくは判定が覆ったとしても、タイムアウトは課される。
原文:Luke Walton first to win coach's challenge in preseason game by NBA.com(抄訳)