ルカ・ドンチッチが第3戦でのファウルアウトに言及|NBAファイナル2024

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坂東実藍 Miran Bando

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NBAファイナル2024は、ボストン・セルティックスが優勝に近づいている。6月12日(日本時間13日)の第3戦でセルティックスがダラス・マーベリックスに勝利し、シリーズ3勝0敗とした。

ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンが30得点超と活躍したにもかかわらず、試合後に最も話題となったのは、マーベリックスのルカ・ドンチッチだった。それも、まったく良くない理由から騒がれている。

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ドンチッチは第3戦で最後まで試合を戦えなかった。第4クォーター途中で6つ目のファウルの笛を吹かれ、退場となったからだ。チームが最も彼を必要としていたタイミングで、彼はコートでフラストレーションを表に出し、ファウルアウトになってしまったのである。

当初、ドンチッチは自分のミスを認めず、試合後の会見で判定に言及した。特にファイナルでは自分に対する笛が正しくないと感じているようだ。

しかし、一夜明け、ドンチッチには試合全体を振り返る時間があった。そして13日(同14日)、マーベリックスがシリーズ初勝利をあげるチャンスを失うことにつながった自身のミスを認めている。

第3戦でファウルアウトになるべきでなかったと認めるルカ・ドンチッチ

試合直後はミスを認めなかったかもしれないが、ドンチッチは13日(同14日)、『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者のインタビューで、ファウルアウトになるべきでなかったと認めている。

ドンチッチは「タフだった。おそらく、最も賢いことではなかっただろうね」と話した。

「フィジカルな試合だった。6ファウルは想定外だったよ。最も賢いことではなかった。特にこの状況、ファイナルではなおさらだ。すべてを出さなければいけない」

試合後にチームメイトたちと話し、今後の改善を口にしたというドンチッチは、「僕のせいだ。あれをしちゃいけない。NBAファイナルでは特にね」と述べている。

「レギュラーシーズンは少し違う。でも、ファイナルであれは本当にしちゃいけない」

ドンチッチはファウルトラブルが有名な選手ではない。第4Qまでにファウルアウトになったのは、第3戦がキャリアで初めてだ。

だが、守備で足りないと言われるのはまた別の話だ。ドンチッチはファイナル最初の3試合を通じてセルティックスのターゲットにされていた。セルティックスのスター選手たちはドンチッチに向かってドライブすることを恐れていない。そして成功に導いている。現在のドンチッチは、ドライブで抜かれる率が67.7%と、この10年のNBAプレイオフで最も悪い数字だ。

第3戦の試合後会見で、ドンチッチは自分のプレイの「穴」は承知していると述べた。だが、来シーズンに向けた改善点を考えるタイミングではないとも話している。

ドンチッチは「もちろん、穴はたくさんある。学ぶべきことは多い」と述べた。

「これは僕にとって初めてのNBAファイナルだ。だからもちろん、そこから学んでいくことだろう。でも、まだオフシーズンじゃない」

マーベリックスがラリー・オブライエン・トロフィーを掲げたければ、NBAプレイオフの歴史でどのチームも成し遂げていないことを実現させなければいけない。0勝3敗からのシリーズ制覇だ。ファイナルに限らず、NBAプレイオフにおける過去156回のケースで、0勝3敗となったチームがシリーズを制したことはない。

歴史はマーベリックスを味方していない。だが、ドンチッチは「僕らはたくさんのことを経験してきた」と、チームは自信を失っていないと話した。

「僕らはやれると信じている。チームメイトたちが理由だ。チーム全体で素晴らしいケミストリーなんだよ。何があろうと僕らは団結を保つ」

原文:Luka Doncic owns up to fouling out in Game 3 of Mavericks vs. Celtics: 'You can't do that''(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Bryan Murphy joined The Sporting News in 2022 as the NHL/Canada content producer. Previously he worked for NBC Sports on their national news desk reporting on breaking news for the NFL, MLB, NBA and NHL, in addition to covering the 2020 and 2022 Olympic Games. A graduate of Quinnipiac University, he spent time in college as a beat reporter covering the men’s ice hockey team.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。