2月24日(日本時間25日)、ステイプルズ・センターで亡きコービー・ブライアントとその娘ジアンナさんの告別式が行なわれた。
ヘリコプター墜落事故で犠牲となったブライアントの告別式の会場は、ロサンゼルス・レイカーズで17シーズンを戦った本拠地ステイプルズ・センター。大勢のレイカーズのファンが、ブライアントのユニフォームなどを纏って押しかけた。
式はビヨンセの「XO」と「Halo」で始まり、アリシア・キーズがベートーベンの「月光」を演奏。クリスティーナ・アギレラが「アベマリア」を歌った。
Beyoncé opens Kobe & Gianna's Celebration of Life with one of his favorite songs.
— NBA TV (@NBATV) February 24, 2020
(via @SpectrumSN) pic.twitter.com/SfcdOhtbLx
式にはジェリー・ウェスト、カリーム・アブドゥル・ジャバー、マジック・ジョンソン、パウ・ガソルといったレイカーズのレジェンドたちや、NBAコミッショナーのアダム・シルバー、マイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、フィル・ジャクソンらが参列した。
ステフィン・カリーやカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック、デマー・デローザンといった現役選手たちや、カニエ・ウェスト、キム・カーダシアン、ジェニファー・ロペス、アレックス・ロドリゲスといった著名人たちも姿を見せている。
2時間の式は、最後にブライアントがアカデミー賞を受賞した短編映画「Dear Basketball」で終わりを迎えた。
『AP』によると、バネッサ夫人は「神は、ふたりにとってお互いがこの世界にいなければならないと知っていた」と、夫と娘を追悼している。
「神は、ふたりが一緒にいられるように一緒にお連れになった。ベイビー(コービー)、私たちのジジはあなたが見てあげてね」。
また、バネッサ夫人は「彼は最も素晴らしい夫だった」と話した。
「表現できないほど、言葉で表せないほどに、コービーは私を愛してくれた。私が炎で、彼が氷。時にはその反対。彼は、私のすべてだった」。
ジョーダンは「彼は親友のひとり、弟のようだった。彼のことを知ってから、私は彼にとって最高の兄でありたいと望んだ」と述べた。
オニールは自分とブライアントをジョン・レノンとポール・マッカトニーに比較。プライベートでは常に仲が良かったとし、「ずっとお互いに最高のバスケットボールをしようと刺激し合った」と話した。
「シャックとコービーの時代以降、3連覇したレイカーズ以上のことを誰も成し遂げていないことを誇りに思う」。
長期にわたってブライアントのエージェントを務め、2017年からレイカーズのGMとなったロブ・ペリンカは、事故の直前にブライアントからメールがあったことを明かした。事故の犠牲者であるアルトベリ夫妻の息子のための野球エージェントのインターンシップを探す手伝いを求められたという。
ペリンカは「コービーは他人の人生を良くするために生きた。最後のメッセージまで、ずっとだ」と話した。