リラードが通算2万得点を達成 5連勝バックスの指揮官は「攻撃に関して弱点ない」と賛辞

坂東実藍 Miran Bando

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12月19日(日本時間20日)にウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで行われたサンアントニオ・スパーズ対ミルウォーキー・バックスの一戦は、バックスが132-119で勝利した。

バックスはデイミアン・リラードがNBA史上51人目となる通算2万得点を達成した。794試合目での達成は歴代17番目の早さとなる。

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リラードは「なんでもないことのようにしたくはない」と喜んだ。

「大きなことだと分かっている。素晴らしい快挙だ。なかなか達成できることじゃない」

エイドリアン・グリフィン・ヘッドコーチは「もちろん、デイム(リラード)はショットを決められる」

「フロアを広げることができる。守備に大きな重圧をかけるんだ。ビッグマンを上げてくれば、彼はドライブで突破する。リムでフィニッシュできるだけの強さとフィジカルも備えている。とにかく攻撃に関しては弱点がないんだ」

現役ではレブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルック、ステフィン・カリー、デマー・デローザン、クリス・ポールに続く通算2万得点だ。

また、通算2万得点&5000アシスト&3ポイントショット成功2000本超を達成しているのは、NBAの歴史でリラードのほかにジェームズ、カリー、ハーデンしかいない。

リラードは「そこに至るまでを考えるんだ」と話した。

「高校や大学で考えたことや、NBA入りする前に自分のキャリアで直面した疑念だよ。自分はこうなれないんじゃないか、達成できないんじゃないかとね。そういったすべての中での自分のメンタリティーだ。本当にトンネルの出口の光が見えない時もあった。それでもとにかく自分を信じなければいけないんだ」

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今季チーム最長タイとなる5連勝を飾ったバックス(20勝7敗)は、リラードが今季自己最多の40得点で通算2万34得点とした。そのほか、ボビー・ポーティスが23得点、10リバウンド、クリス・ミドルトンが17得点、ブルック・ロペスが14得点、5リバウンド、6ブロックを記録。ヤニス・アデトクンボは11得点、14リバウンド、自己最多の16アシストで今季2回目、通算37回目のトリプルダブルを達成している。

一方、スパーズ(4勝22敗)はケルドン・ジョンソンが28得点、12リバウンド、ザック・コリンズが22得点、8リバウンド、デビン・バセルが17得点、トレイ・ジョーンズが14得点、5アシスト、マラカイ・ブラナムが12得点、ジェディ・オズマンが10得点、ジェレミー・ソーハンが9得点、11リバウンド、8アシストをマークした。

ビクター・ウェンバンヤマは右足首の痛みで今季2回目となる欠場。アデトクンボとの対戦は実現しなかった。グレッグ・ポポビッチHCは「長くかかったりすることではないと思う」と話している。

ボックススコア

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。