レイカーズのレブロン・ジェームズがウォリアーズへのトレード報道に言及

Dan Treacy

坂東実藍 Miran Bando

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トレードデッドライン(トレード期限)でレブロン・ジェームズはステフィン・カリーとのコンビ結成に近づいていたのだろうか。ジェームズ本人によると、そうではなかったようだ。

ゴールデンステイト・ウォリアーズがトレードデッドラインの前にロサンゼルス・レイカーズからジェームズを獲得しようとしたとの報道について聞かれると、ジェームズは『Inside the NBA』のスタッフに、レイカーズとウォリアーズの間で話は「まったく進んでいなかった」と考えていると明かした。

ジェームズは「自分が聞いたのはみんなが聞いた時だったんだ」と述べ、トレードの可能性があったのなら、レイカーズから打診があったはずだと話している。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とラモーナ・シェルバーン記者によると、ウォリアーズのオーナーであるジョー・レイコブは、トレードデッドラインの前にジェームズのトレードについてレイカーズに接触した。だが、「レイカーズもジェームズも可能性を探ろうとしなかった」という。

報道によると、レイカーズはあまり関心を寄せなかったものの、吟味し、ジェームズ本人が関心を持っていないか確認。ジェームズはロサンゼルスに残ることを望んだ。

ジェームズのエージェントであるリッチ・ポールは先日、スティーブ・A・スミスに対し、ウォリアーズの関心についての報道は正しいとしつつ、ジェームズは「レイカーズにコミットしている」と話した。

また、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、2月18日(日本時間19日)のオールスターゲームで噂に触れ、ジェームズと引き換えにジョナサン・クミンガを手放すことには賛同しないと述べた。グリーンはジェームズと親しいが、クミンガの最近のブレイクぶりは、ウォリアーズがシーズンを復活させるのに一役買っている。

今回のジェームズのコメントは、レイカーズが本人とポールの関心をチェックしたとの報道と合わない。だが、レイカーズもジェームズも真剣にその可能性を検討しておらず、両球団の間で詳細な可能性が話し合われたことはなかったということのようだ。

原文:LeBron James trade rumors: Lakers star says stunning Warriors rumor 'never even got to me'(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Dan Treacy is a content producer for Sporting News, joining in 2022 after graduating from Boston University. He founded @allsportsnews on Instagram in 2012 and has written for Lineups and Yardbarker.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。