バハマの海でレブロン・ジェームズに命を救われたカーメロ・アンソニー

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3月27日(日本時間28日)、ポートランド・トレイルブレイザーズのフォワード、カーメロ・アンソニーがドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒートほか)とともにインスタグラムでライブ配信を行なった。配信中、アンソニーは親友のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がバハマの波に呑まれかけた自身を救ってくれた話を披露した。

「バハマで船から飛び降りたときのことを覚えてるか?」とアンソニーはウェイドに話した。

「みんな海底にあった洞窟に泳いで行ったんだ。みんなが上がってきて、船に向かって行った。でも、僕はもう少しだけバラクーダ(オニカマス)を見たくてスノーケリングをギリギリまでやっていたんだ。あれは僕のせいだね。顔を上げると、海のど真ん中で船の反対のほうに向かう波に呑まれていた。正直、頭のなかをいろいろなことがよぎったよ」。

「船を見ると、ブロン(ジェームズの愛称)がまるでマクガイバー(1980年代にアメリカで大ヒットしたアクションドラマ『冒険野郎マクガイバー』の主人公)かのように船から飛び込んでいるのが見えたんだ。船から海に飛び込んだんだよ。そして、片腕で僕を抱えて、もう片方の腕で泳ぎながら船に連れ戻してくれたんだ」。

ウェイドとアンソニーはふたりで笑い合った。

「僕も前にこの話をしたことがあるよ」とウェイドは付け加えた。

「コート上でブロンが凄いことをやるのはたくさんみてきた。コート外では、メロの命を救ったんだってね」。

「あれは特別だった」とアンソニーは続ける。

「彼に命を救われたんだ。レブロン、それは本当に感謝している。あの日、君は僕を救ってくれた。あの小さな水かきは何もしてくれなかった」。

アンソニーはさらに、2009年は自身が所属していたデンバー・ナゲッツがカンファレンス・ファイナルでロサンゼルス・レイカーズに勝利していたら、優勝していただろうとウェイドに話した。

ナゲッツはそのシーズン、アンソニー、アレン・アイバーソン、チャウンシー・ビラップス、ケニオン・マーティンといったスター選手が揃うロスターを構築し、ウェスタン・カンファレンス2位の54勝28敗の成績で終えていた。

最終的にナゲッツは、ウェスタン・カンファレンス決勝でレイカーズのコービー・ブライアントとアンソニーがマッチアップする激闘の末に、2勝4敗で敗退した。

「あの年は僕らが勝つはずだったから気分が悪かったよ。今さらいろいろと言うのは好きではないけれど、振り返ってみると、ファイナルで本当にオーランド(マジック)と当たりたかった」とアンソニーはウェイドに話した。

「チームとして『もしLAで第1戦か第2戦を勝利できれば、そのあとはデンバーでプレイできる。そこでは全部勝てる』と考えていた。LAにさえ勝てれば、ファイナルでは勝てた。もし両試合とも勝っていたら勝ち進んでいただろう。そしてファイナルではオーランドをスウィープ(シリーズ無敗で優勝)していたはずだ」。

原文:Latest, best quotes from NBA stars: Giannis Antetokounmpo says James Harden is toughest player to guard by NBA.com(抜粋)


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