レブロン・ジェームズが通算4度目のファイナルMVP受賞「チームメイト、ファン、家族を誇らしい気持ちにさせられたら嬉しい」

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史上初、異なる3チームでファイナルMVPを受賞

10月11日(日本時間12日)、ロサンゼルス・レイカーズがマイアミ・ヒートとのNBAファイナル第6戦に106-93で勝利し、球団史上17回目の優勝を果たした。

ファイナルMVPは、シリーズ平均29.8得点、11.8リバウンド、8.5アシストを記録したジェームズが受賞。4回目(2012、13、16、20)の優勝とファイナルMVPに輝いたジェームズは、試合後のトロフィー授与式で「自分の全盛期云々に関する議論は皆さんにお任せしたい」と答えた。

「僕にできる唯一のことは、チームメイトのために心と身体の準備を整えておくこと。僕は今まで一度もプレイオフの試合を欠場したことがない。チームメイト、ファン、家族を誇らしい気持ちにさせられたら嬉しい。早く家族に会いたい。オハイオのみんな、また優勝することができたよ」。

隣にいたアンソニー・デイビスとの関係性についても「イージー。僕たちはエゴを持っていないし、日々お互いのベストを引き出し合いたいと思っている」と語った。

「キャリア7年を終えた時点での苦悩や葛藤についてはわかっている。自分もクリーブランド時代に壁を超えられなくて、助けが必要と感じてマイアミに移籍して、Dウェイド、(クリス)ボッシュからプッシュされた。彼(デイビス)がチームに来て、どれだけ素晴らしい選手なのかを伝え、同じようにチーム全員で彼をプッシュした。彼に今までより良いバスケットボールを体感してもらって、特別なグループの一員ということを感じてもらえた。彼とプレイできていることもそうだし、信頼してもらえたことが嬉しかった」。

ジェームズはこの第6戦でプレイオフ通算260試合出場となり、レイカーズのレジェンドであるデレック・フィッシャーの259試合を抜いて単独首位となった。ファイナルMVP4回受賞は、マイケル・ジョーダンの6回に次ぐ歴代単独2位に浮上した。また、ファイナルMVPを異なる3チーム(マイアミ・ヒート、クリーブランド・キャバリアーズ、レイカーズ)で受賞した史上初の選手となった。


歴代NBAファイナルMVP

1969 ジェリー・ウェスト(ロサンゼルス・レイカーズ)
1970 ウィリス・リード(ニューヨーク・ニックス)
1971 カリーム・アブドゥル・ジャバー(ミルウォーキー・バックス)
1972 ウィルト・チェンバレン(ロサンゼルス・レイカーズ)
1973 ウィリス・リード(ニューヨーク・ニックス)
1974 ジョン・ハブリチェック(ボストン・セルティックス)
1975 リック・バリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
1976 ジョジョ・ホワイト(ボストン・セルティックス)
1977 ビル・ウォルトン(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
1978 ウェス・アンセルド(ワシントン・ウィザーズ)
1979 デニス・ジョンソン(シアトル・スーパーソニックス)
1980 マジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レイカーズ)
1981 セドリック・マックスウェル(ボストン・セルティックス)
1982 マジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レイカーズ)
1983 モーゼス・マローン(フィラデルフィア・76ers)
1984 ラリー・バード(ボストン・セルティックス)
1985 カリーム・アブドゥル・ジャバー(ロサンゼルス・レイカーズ)
1986 ラリー・バード(ボストン・セルティックス)
1987 マジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レイカーズ)
1988 ジェームズ・ワージー(ロサンゼルス・レイカーズ)
1989 ジョー・デュマーズ(デトロイト・ピストンズ)
1990 アイザイア・トーマス(デトロイト・ピストンズ)
1991 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1992 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1993 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1994 アキーム・オラジュワン(ヒューストン・ロケッツ)
1995 アキーム・オラジュワン(ヒューストン・ロケッツ)
1996 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1997 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1998 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1999 ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)
2000 シャキール・オニール(ロサンゼルス・レイカーズ)
2001 シャキール・オニール(ロサンゼルス・レイカーズ)
2002 シャキール・オニール(ロサンゼルス・レイカーズ)
2003 ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)
2004 チャンシー・ビラップス(デトロイト・ピストンズ)
2005 ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)
2006 ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)
2007 トニー・パーカー(サンアントニオ・スパーズ)
2008 ポール・ピアース(ボストン・セルティックス)
2009 コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)
2010 コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)
2011 ダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス)
2012 レブロン・ジェームズ(マイアミ・ヒート)
2013 レブロン・ジェームズ(マイアミ・ヒート)
2014 カワイ・レナード(サンアントニオ・スパーズ)
2015 アンドレ・イグダーラ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2016 レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
2017 ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2018 ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2019 カワイ・レナード(トロント・ラプターズ)
2020 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ