ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、11月21日(日本時間22日)のデトロイト・ピストンズ戦で、アイザイア・スチュワートに対する「肩より上への不要で過剰なコンタクト」により退場となった。スチュワートは右目上部で流血した。
審判団のスコット・フォスターは、試合後の『The Athletic』のインタビューで、「フリースローでの最初のコンタクトは、スチュワートによるルースボールファウルとし、続いてデッドボールで肩より上への不要で過剰なコンタクトによりジェームズのフレイグラントファウル2とみなした」と話した。
Pool Report on the Ejection of LeBron James and Isaiah Stewart in the Third Quarter of Tonight’s Los Angeles Lakers at Detroit Pistons Gamehttps://t.co/qk4O4EEUUr
— NBA Official (@NBAOfficial) November 22, 2021
ジェームズは第3Q序盤、FTの場面でポジション争いをした際、ひじを振ってスチュワートの顔面右側を叩いた。チームメイトたちが両選手を引き離したが、流血したスチュワートは激高。何度もジェームズに向かっていこうとした。コーチやチームメイトが必死に抑えようとする事態となり、スチュワートもテクニカルファウルで退場となっている。
フォスターは「揉めた際の複数の反スポーツマン行為で、スチュワートには2度のテクニカルファウルを科した」と述べている。
ジェームズはレギュラーシーズン出場1318試合で2度目の退場。試合後は報道陣と話さなかった。チームメイトのアンソニー・デイビスは、「レブロンがダーティーな選手でないことは、リーグの全員が知っている」と、ジェームズを擁護している。
「彼はすぐに振り返り、(スチュワートに)『オレが悪い。わざとじゃないんだ』と言っていた。(スチュワートが)何をしようとしたのかは分からない。ウチのチーム全員、誰にも分からなかった」。
一方、ピストンズのドウェイン・ケイシー・ヘッドコーチは「(スチュワートは)怒っていた。彼は競争的で、ハードにプレイする。素晴らしい青年だが、卑劣な行為を受けたように感じたんだ」と述べた。
なお、試合はレイカーズが121-116で勝利。連敗を3で止め、9勝9敗と星を五分に戻した。デイビスが30得点、10リバウンド、6アシスト、4スティール、5ブロック、ラッセル・ウェストブルックが26得点、10アシスト、9リバウンド、カーメロ・アンソニーが18得点を記録している。ジェームズは10得点、5アシストだった。
一方、ピストンズ(4勝12敗)はジェレミー・グラントが36得点、ハミドゥ・ディアロが17得点、6リバウンド、フランク・ジャクソンが15得点、サディック・ベイが14得点、新人ケイド・カニングハムが13得点、12リバウンド、10アシストをマークしている。
原文:LeBron James ejected for 'unnecessary, excessive' contact on Isaiah Stewart by NBA.com(抄訳)