リポート:レブロン・ジェームズとタロン・ルーHCはアイザイア・トーマスの健康状態に納得

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レブロン・ジェームズは、アイザイア・トーマスがボストン・セルティックスからクリーブランド・キャバリアーズにトレードされた当初から、同選手が負傷していることを知っていた。だが、負傷状況を把握した後で、2016-17シーズンMVP候補の獲得に納得した。

『The Ringer』によれば、ジェームズとタロン・ルー・ヘッドコーチは、トーマスが今季開幕に間に合わない可能性を聞くと、今回のトレードにあまり興奮しなかったという。また、トーマスの復帰がオールスターブレイク以降になる可能性を伝え聞いた後は、さらに関心を示さなかったと言われている。

これが原因で、キャブズはセルティックスからトーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチ、ブルックリン・ネッツの2018年ドラフト1巡目指名権、マイアミ・ヒートの2020年ドラフト2巡目指名権を獲得するトレードを成立させるまでに9日を要した。キャブズのダン・ギルバート・オーナーは、ジェームズとルーHCが今回のトレードをどう評価するか気にかけていたとも言われている。

またキャブズは、トーマスが身体検査を受ける前の時点で同選手の健康状態を完全に把握していたという情報もある。だからこそオールスターの同選手に加えて2選手の獲得に成功できた。もしトーマスが健康な状態だったら、カイリー・アービングと1対1のトレードになっていた可能性が高い。

もしトーマスが今後長期的に健康な状態を保てれば、今回のトレードでの勝者はキャブズになる。しかし、仮にトーマスの健康状態が回復しなくても、ギルバート・オーナーとコービー・アルトマンGMは、ジェームズとルーHCの見解にかかわらず今回のトレードを高く評価するだろう。

ギルバート・オーナーは、2018年にフリーエージェントになるジェームズが退団する可能性を考慮した上で、可能な限り好条件を引き出したかった。不思議なように聞こえるだろうが、ギルバート・オーナーは、今回のトレードでジェームズの慰留と、ジェームズが退団した後の準備を同時に進めていた、ということになる。

原文:LeBron James, Tyronn Lue reportedly 'cooled' on Isaiah Thomas deal after learning of injury by Thomas Lott/Sporting News


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