レブロン・ジェームズとランス・スティーブンソンの名前が並んだときにまず思い起こすことはなんだろう?
耳に息を吹きかけたことだろう。
2014年イースタン・カンファレンス決勝の第5戦で、スティーブンソンはジェームズの耳に息を吹きかけ、ジェームズが懐疑的な表情で失笑するというシーンがあった。最後に笑ったのもジェームズで、インディアナ・ペイサーズは第6戦でマイアミ・ヒート相手に敗退。しかしこのシリーズで最も印象的なシーンは、やはりあの耳に息を吹きかけた瞬間だった。
では、いったいなぜスティーブンソンはこの謎の行動を取ったのだろうか?
「とにかく彼を怒らせようとしていた。勝つために、彼の集中力を削ごうとしていたんだ。なんだってする」と、スティーブンソンは『The Score』に語った。
あれから4年、元ライバルの2人はロサンゼルス・レイカーズでチームメイトとなった。今年はこれまでの関係性とは変わることを理解しているスティーブンソンは、当時について語り、いまだに自分が何を考えていたのかよくわかっていないことを明かしながらも、「後悔はしていない」と話した。
「でも、たまに振り返ってみて、『なんであんなことしたんだろう? 何がそうさせたんだろう?』と考えることはある」。
これら全てを含めてランス・スティーブンソンなのだ。ようやくジェームズはそれを楽しむ側に回ることができそうだ。
原文:Lance Stephenson finally explains why he blew in LeBron James' ear by Sporting News