10月27日(日本時間28日)、ペイコム・センターで行なわれたロサンゼルス・レイカーズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、123-115でサンダーが逆転勝利を収めた。
第1クォーターでフィールドゴール成功率68%を記録し、41-19と大差をつけたレイカーズは、第2Q途中に最大26点のリードを奪った。だが、16点差で迎えた第3Qで23-41とサンダーに挽回される。
第3Q終盤、レイカーズはラッセル・ウェストブルックのテクニカルファウルで与えた1本を含む3本のフリースローをシェイ・ギルジャス・アレクサンダーに決められて1点差とされると、さらにギルジャス・アレクサンダーのブザービーター3ポイントショットで95-97と逆転された。
そして迎えた第4Q、レイカーズは3点ビハインドの残り9.7秒、カーメロ・アンソニーがインバウンドパスをインターセプトするも、決めれば同点という3ポイントショットを失敗。リバウンドをサンダーに拾われ、フリースローで5点差と突き放される。
残り1.5秒、レイカーズはインバウンドパスをダリアス・ベイズリーにインターセプトされて万事休す。ベイズリーがそのままダンクを叩きこむと、時間を使いきらなかったことに抗議したラッセル・ウェストブルックが、この日2度目のテクニカルファウルで退場となった。
右足首の痛みでレブロン・ジェームズが2試合連続で欠場となったレイカーズは、3連勝を逃して2勝3敗。アンソニー・デイビスが30得点、8リバウンド、カーメロ・アンソニーとエイブリー・ブラッドリーが各13得点を記録している。ウェストブルックは20得点、14リバウンド、13アシストで自身通算185回目のトリプルダブルを達成した。
デイビスは「間違いなく勝たなければいけない試合だった」と落胆した。
「まったく負けるはずじゃなかった。でも、ここから学んで、前進していく」。
ウェストブルックは10ターンオーバーだったが、フランク・ボーゲル・ヘッドコーチは「彼は懸命に競っている」と擁護している。
「チーム全体にとって厳しい終わり方となった。だが、NBAの試合でハーフに10アシストというのは素晴らしい。私は彼の努力を称賛する。チーム全体の努力もね。ただ、我々はやるべき仕事を果たすことができなかった」。
一方、開幕4連敗を喫していたサンダーは、劇的な逆転勝利で今季初白星。ギルジャス・アレクサンダーが27得点、9リバウンド、ベイズリーが20得点、新人ジョシュ・ギディーが18得点、10アシスト、ルーゲンツ・ドートが17得点、6リバウンド、デリック・フェイバーズが15得点、6リバウンドをマークした。
ギルジャス・アレクサンダーは「試合は48分間なんだ」と話している。
「とんでもないことが起きた。僕たちは逆転できると分かっていたよ。僕自身、あれくらいの点差をひっくり返した経験がある。だから、可能だと知っていた。とにかくやり抜くことさ。シーズンを通じて、すべての試合、すべての瞬間でね」。