12月19日(日本時間20日)、イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行われたロサンゼルス・レイカーズ対シカゴ・ブルズの一戦は、115-110でブルズが勝利した。
残り1分を切って1点を追っていたブルズは、残り52秒でデローザンのジャンプショットで111-110と逆転。さらに残り15.6秒、デローザンのショットが外れるも、ロンゾ・ボールのオフェンシブリバウンドでポゼッションを維持。最後はファウルされたデローザンが2本のフリースローを沈めて勝負を決した。
10選手が安全衛生プロトコル入りし、2試合が延期となったブルズは、12月11日(同12日)以来の試合で連敗を2で止め、18勝10敗とした。デローザンが38得点、6アシスト、ニコラ・ブーチェビッチが19得点、13リバウンド、ボールが19得点、アレックス・カルーソが17得点、9リバウンドを記録している。
プロトコル入りして2週間の欠場を余儀なくされたものの、この日の復帰戦では離脱前のように重要な場面で活躍したデローザンは、「ああいう時間に信頼してもらえるのは光栄だ」と話した。
「当然だとは思っていない。あの立場にしてもらえるたびに、それを最大限に生かそうとしている。良いこともあれば、悪いこともある。僕はその両方を喜んで引き受けるよ」。
ブルズのビリー・ドノバン・ヘッドコーチは「欠場を余儀なくされ、2日しかなかったのに、あれだけのことをした彼はとにかく素晴らしい」と、デローザンを称賛している。
「彼の精神的な強さや競争心はとても素晴らしいね。我々が得点を必要としていた時に、彼はショットを決める力を発揮してくれた」。
一方、2連敗で16勝15敗となったレイカーズは、レブロン・ジェームズが31得点、14リバウンド、6アシスト、カーメロ・アンソニーが21得点、ラッセル・ウェストブルックが20得点、9リバウンド、8アシスト、アイザイア・トーマスが13得点をマークした。
レイカーズは6選手がプロトコル入りしており、さらにアンソニー・デイビスが左ひざの負傷で離脱。また、フランク・ボーゲルHCもこの日プロトコル入りし、アシスタントコーチのデイビッド・フィズデイルが代行で指揮を執っている。
ウェストブルックは「どういうラインナップでプレイできるか、どの選手たちを起用できるかを見ていきながら、臨機応変にやっていることは明らかだ」と話した。
「ここは新しい選手たちが加わったし、自分たちにできることをやらなければいけない。それだけだ。僕たちはとにかくハードにプレイし、あとは何とかするしかない」。