【プレイイン・トーナメント展望】レイカーズ対ウルブズ

Kyle Irving

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2022-2023シーズンのNBAレギュラーシーズンが終了し、プレイイン・トーナメントの組み合わせが決まった。

最後まで激戦となったウェスタン・カンファレンスでは、ロサンゼルス・レイカーズが4月11日(日本時間12日)にカリフォルニア州ロサンゼルスの本拠地クリプトドットコム・アリーナで第7シードの座をかけてミネソタ・ティンバーウルブズと戦う。勝者はプレイオフ・ファーストラウンドで第2シードのメンフィス・グリズリーズと対戦する。

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どちらのチームも、初めてのプレイイン・トーナメントではない。

2021年のプレイイン・トーナメントで、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスはステフィン・カリー擁するゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、レイカーズを第7シードでのプレイオフ進出に導いている。

一方のウルブズは昨季、プレイイン・トーナメントでロサンゼルス・クリッパーズを沈めて第7シードを獲得。18年間で2回目となるプレイオフ進出を果たした。

両チームとも、プレイイン・トーナメントを経て臨んだプレイオフではフェニックス・サンズとグリズリーズに屈し、ファーストラウンドを突破することができていない。

『スポーティングニュース』が、レイカーズとウルブズによるプレイイン・トーナメントの前に必要なすべてを紹介する。

レイカーズ対ウルブズ、2022-2023シーズンのレギュラーシーズン成績

今季の対戦はウルブズが3試合で2勝している。

  • 2022年10月28日: ウルブズ 111-102 レイカーズ
  • 2023年3月3日: ウルブズ 110-102 レイカーズ
  • 2023年3月31日: レイカーズ 123-111 ウルブズ

今季のウルブズ戦でジェームズとデイビスがそろって出場したのは1回だけだ。そしてそれが、レイカーズが唯一白星をあげた試合だったのは驚くことではない。

今季最初の対戦では、ウルブズがアンソニー・エドワーズ(29得点)、ルディ・ゴベア(22得点)、カール・アンソニー・タウンズ(21得点)の3人で計72得点をマーク。一方、デイビス不在だったレイカーズは、ジェームズが28得点をあげた。

2回目の対戦は、ジェームズ不在のレイカーズでデイビスが38得点と爆発。だが、タウンズ不在のウルブズは5選手が二桁得点をあげ、白星を手にしている。

どちらもフルメンバーに近い状態だった直近の対戦は、デイビスの38得点、17リバウンドなどでレイカーズが勝利。ウルブズはエドワーズがフィールドゴール16本中4本成功の11得点と苦しんだ。

レギュラーシーズン最終戦の試合後、プレイイン・トーナメントでレイカーズと対戦することについて問われると、エドワーズはその前回の対戦を思い起こしている。

ウルブズ番記者のデイン・ムーアによれば、エドワーズは報道陣に「準備はできているよ。前回対戦した時は、ひどいプレイをしてしまった。だからコートに立つのが待ち遠しい」と話した。

レイカーズ対ウルブズの注目ポイント:ルディ・ゴベアは出場できるのか?

レギュラーシーズン最終戦は、ウルブズにとってこれ以上ないほど最悪なものとなった。

タイムアウト中にゴベアとカイル・アンダーソンが口論し、ヒートアップしたゴベアがアンダーソンの胸部を叩いたのだ。この行為でチームはゴベアを自宅へと帰らせ、チームのベストプレイヤーのひとりとプレイイン・トーナメントに向けて重要だった試合の後半に出場させなかった。

それでもペリカンズを下し、西地区の8位となったウルブズだが、貴重な駒を失ったのだ。

プレイイン・トーナメントのレイカーズ戦でウルブズがゴベアを出場停止とするかは決まっていない。10日(同11日)はこの件に関するウルブズの決定が注目されるだろう。

ただ、それだけではない。

ゴベアのいさかいに加え、ウルブズはオールディフェンシブチーム入りの候補ジェイデン・マクダニエルズが、ロッカールームに向かう際に壁を殴ってしまった。試合後、マクダニエルズは右手骨折でシーズンの残り試合を欠場することが判明している。

レギュラーシーズン残り5試合で控えセンターのナズ・リードが手首を骨折してしまっていたウルブズにとっては、悪い知らせが相次いだかたちだ。

こういった状況で臨むプレイイン・トーナメントで、ウルブズはジェームズやデイビスらを擁するレイカーズを倒し、第7シードの座を得ることができるだろうか?

レイカーズ対ウルブズの予想

予想: レイカーズ勝利

ゴベアを起用することができ、マクダニエルズとリードがいずれも健康という、ウルブズが万全の状態だったとしても、勝者はレイカーズと予想する。ゴベアの状況が不透明で、マクダニエルズとリードの双方が不在なら、ウルブズにはジェームズとデイビスがこの一戦を完全に支配するのを止めようがないだろう。

デイビスは今季のウルブズとの2試合で平均38.0得点、11.0リバウンドを記録している。ジェームズは36得点、6リバウンド、6アシストと、今季の自身有数の出来でレギュラーシーズンを終えたところだ。

レイカーズは完璧なタイミングで調子を上げてきている。

原文:Lakers vs. Timberwolves odds, prediction, schedule for 2023 NBA Play-In Tournament game(抄訳)

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.