あらゆる憶測が伝えられている中、最終的にカワイ・レナードはサンアントニオ・スパーズからロサンゼルス・レイカーズに移籍するということが既成事実のようになってしまっている。
しかし、レイカーズは現在のチームの若手を放出してまでレナードを含むトレードを成立させるのではなく、同選手がフリーエージェントになる来年まで待ってから獲得に動くだろうと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。
レイカーズは、1年前にもポール・ジョージに関して同様の手法を取った。昨夏インディアナ・ペイサーズからオクラホマシティ・サンダーにトレードされたジョージは、今夏レイカーズに移籍する可能性が高いと言われていた。しかし、ジョージはサンダー残留を決断し、ラッセル・ウェストブルックが開いたホームパーティーでその意思を表明した。
優勝が可能になるまで数年かかる状態なら、レイカーズが来年まで待つ理由は理解できる。だが、状況は変わった。
33歳のレブロン・ジェームズがレイカーズとの契約に合意した今、待つことは選択肢に入らない。仮にレイカーズがレナードと来オフに契約できたとしても、ジェームズとレナードの連携が機能するかわかるとき、ジェームズは35歳になっている。
現段階でジェームズがあとどれくらい現役を続けられるかわからない以上、待つという選択肢はリスクでしかない。辛抱強さがプラスにはたらくかどうかは、時間が経たなければわからない。
原文:NBA trade rumors: Lakers unwilling to sacrifice young core for Kawhi Leonard by Gabe Fernandez/Sporting News(抄訳)