レイカーズ八村塁とサンズ渡邊雄太が今季2度目のNBA日本人対決 レイカーズが再び逆転勝利

大西玲央 Reo Onishi

レイカーズ八村塁とサンズ渡邊雄太が今季2度目のNBA日本人対決 レイカーズが再び逆転勝利 image

日本時間11月11日、八村塁の所属するロサンゼルス・レイカーズと渡邊雄太の所属するフェニックス・サンズがアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで対戦し、両者が第1クォーター途中にベンチから出場したことで今季2度目のNBA日本人対決が実現した。

試合はサンズが主導権を握りつつも、最終クォーターに猛反撃を見せたレイカーズが122-119で逆転勝利を収めた。

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八村は20分27秒間のプレイで3ポイントショット3本中1本成功を含むフィールドゴール6本中3本成功、フリースロー1本中0本成功の7得点。そのほか、3リバウンド、1アシスト、4スティール、1ブロックをマークしている。ターンオーバーは1、パーソナルファウルは3、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはチームで+6だった。

一方、渡邊は14分24秒間のプレイで3Pショット3本中1本成功を含むフィールドゴール4本中1本成功の3得点。そのほか、1リバウンドをマーク。ターンオーバーはなし、パーソナルファウルは5、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは+6だった。

スコア

チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
レイカーズ 25 30 34 33 122
サンズ 34 29 33 23 119
ボックススコア

試合概要(日程・対戦カード)

  • 対戦カード:ロサンゼルス・レイカーズ(3勝5敗) vs フェニックス・サンズ(4勝4敗)
  • 開始時刻:日本時間11月11日(土)午後12:00ティップオフ予定
  • 会場:フットプリント・センター(米国アリゾナ州フェニックス)

放送予定(テレビ中継・インターネット配信)

この試合は、テレビBS放送のWOWOWライブで生中継、インターネット配信サービスのWOWOWオンデマンドとNBA Rakutenでライブ配信される予定となっている。

放送・配信チャンネル

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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日本人対決プレビュー

レイカーズもサンズも、開幕前はウェスタン・カンファレンスの上位に入ってくることが予想されていた。しかし開幕から約半月、レイカーズは3勝5敗で西12位、サンズは4勝4敗で同7位と期待よりも苦しんでいる印象が強い。

大きな要因となっているのは負傷者の多さだ。現在レイカーズは新加入のゲイブ・ビンセントがヒザの負傷で数週間欠場することが発表されているのに加え、先日のマイアミ・ヒート戦ではスター選手のアンソニー・デイビスが股関節の負傷で途中離脱を余儀なくされた。

八村自身も、左目の打撲からの脳震とうプロトコル入りで4試合連続欠場。直近のロケッツ戦で復帰を果たし、24得点と活躍しただけに、今後のレイカーズの巻き返しのきっかけとなれるかが期待されている。

Rui Hachimura, Yuta Watanabe
(NBA Entertainment)

一方のサンズは、デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールという3人のスター選手が揃うチーム推して注目されているものの、開幕からビールが7試合連続で欠場し、先日のシカゴ・ブルズ戦でようやくデビュー。そしてブッカーも2試合しか出場できておらず、3人揃った状態での試合はまだ出来ていないのが現状だ。

しかし、渡邊はここまで全8試合に出場しており、20分前後の安定したプレイタイムが与えられている。ブルックリン・ネッツ時代からチームメイトのデュラントと一緒に出場する時間帯に増えており、主力の1人として起用されていると言っても過言ではないだろう。

3連敗をなんとか止めたいレイカーズにとっても、2連勝で勝率5割復帰し勢いに乗りたいサンズにとっても、勝って弾みをつけたい試合だ。八村も渡邊も、ベンチから試合の流れを変えられる存在として起用されているだけに、出場する時間帯が同じになることも予想される。マッチアップも多く見られるだろう。

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。