ロサンゼルス・レイカーズのロンゾ・ボールがひざを負傷したというリポート記事が表に出た時期と、レイカーズが同選手をトレード要員にする噂が報じられた時期は、奇遇にも近かった。
しかし『ESPN』によれば、それは単なる偶然ではないという。
6月29日(日本時間30日)、ボールが左ひざ半月板を損傷したと『Yahoo Sports』のシャムズ・シャラニア記者が伝えた。トレーニングキャンプには間に合う見込みと報じられたものの、トレード要員としての同選手の価値に影響を及ぼしたと言える。
そしてレイカーズ内には、トレードを阻止するために負傷情報が表に出されたと確信している声があると、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。
ウォジナロウスキー記者は「レイカーズ内には、彼(ボール)サイドから負傷情報がリークされたという意見もある。彼がトレードされるのを防ぐためにね。彼はロサンゼルスから他チームにトレードされるのを嫌がっている。負傷情報が表に出るのを希望したのはレイカーズではなかった」と語った。
「多くのチームがレイカーズと実現可能なトレードについて確認していた。ボールのひざに関しては、疑わしい部分が多々あった」。
仮にボール側が負傷情報をリークしたというリポート記事が事実だとしても、選手の代理人や関係者がトレードを阻止する行動を取ったのは今回が初めてではない。同選手の父親であるラバー・ボールは、もしレイカーズが息子をトレードすれば「球団史上最悪の決断になる」と話していた。
原文:Lakers reportedly believe Lonzo Ball's camp leaked knee injury news to prevent trade by Arthur Weinstein/Sporting News(抄訳)