レイカーズがレブロン・ジェームズをトレードすることは? 選手エージェントは否定

坂東実藍 Miran Bando

Crissy Froyd

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レブロン・ジェームズのエージェントによると、ロサンゼルス・レイカーズが彼をトレードすることはないという。

来週のトレードデッドライン(トレード期限)を前に、リッチ・ポールはジェームズを巡る噂を否定した。

ポールは2月2日(日本時間3日)、『ESPN』で「レブロンはトレードされない。我々は求めていない」と話している。

ここでは、ジェームズを巡る状況や憶測についてまとめる。

どうしてレブロン・ジェームズのトレードが噂に?

ジェームズはレイカーズがアトランタ・ホークスに敗れた1日(同2日)、X(旧ツイッター)に砂時計の絵文字を投稿。これが噂につながった。レイカーズが勝利した続く2日(同3日)の試合をジェームズは欠場。ソーシャルメディアに新たな投稿はなかった。

先月、トレードを巡る話にレイカーズがよく出ていたことも、噂に拍車をかけたかもしれない。現在、レイカーズは25勝25敗という成績だ。

レブロン・ジェームズにトレード拒否権はある?

ジェームズの契約にトレード拒否条項はない。そのため、取引を拒む権限はない。

しかし、トレードされた場合、ジェームズのサラリーは15%増となる。この15%はレイカーズの負担。残りの契約のボーナスとしてジェームズが受け取る。そのため、ジェームズに関するトレードにレイカーズは消極的となるかもしれない。

レブロン・ジェームズとレイカーズの契約内容

ジェームズは2022年にレイカーズと2024-2025シーズンまでの2年の延長契約を結んだ。

2024-25シーズンのプレイヤーオプションを含む2年9700万ドル(約143億5600万円/1ドル=148円換算)の契約で、『CBS Sports』によれば、来季オプトインすればさらに5000万ドル(約74億円)を手にする。

  • 2023-24シーズン:4690万ドル(約69億4120万円)
  • 2024-25シーズン:5065万2000ドル(約74億9649万円/プレイヤーオプション)

ジェームズはプレイヤーオプションを破棄し、無制限フリーエージェントとなることもできる。

原文:Will Lakers trade LeBron James? Agent Rich Paul shuts down rumors the superstar will request to leave Los Angeles(抄訳)
翻訳:坂東実藍

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。

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Crissy Froyd is a content producer at The Sporting News covering college football, the NFL and other sports. A graduate of LSU in 2021, she has nine years' experience writing about football across all levels, specializing in quarterback analysis and the NFL Draft. Her work previously appeared in USA Today, Sports Illustrated and NBC Sports, among other outlets.